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内容説明
生きることは食べること。食の誘惑、食への欲望は際限がなく、さまざまな時代、場所でタブーとされた美味、珍味があった。世界の食文化とタブーをめぐるタイムトラベル。
目次
はじめに―罪、セックス、および禁断の果実について
第1章 煩悩
第2章 大食
第3章 高慢
第4章 怠惰
第5章 貪欲
第6章 冒涜
第7章 怒り
第8章 第八の罪
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
5
実際に刃を重ねることとなれば、例え勝利したとしてもその被害は大きなものとなる。優劣をつけることは大切だが、そのためにかけるコストは可能な限り少ないほうが良い。相手がとても用意できないような豪勢なものを用意して振る舞うことで自分の方が優れていることを見せる。そのために必要なコストも小さくはないが、実際に先頭になるよりはよほど安全で少ない。2014/06/19
こうき
2
色々な食にまつわるタブーと論争が書かれています。カニバリズム、土食い、犬食、チリペッパーにジャガイモ・・・一番くだらないと笑ってしまったのが、パン戦争。モレか黒パンか、ミサの時に使うのはパリパリかふんわりか・・・ギリシャ正教とローマ・カトリックが仲直りしたのは900年後w 食べ物一つでここまで争えるのが、宗教と習慣の絡み合いというヤツなのか。2012/05/20
ピッピ
0
おもしろーい!!2016/11/22
nyaon
0
飲んでみたいアブサン。食べ物を否定することがそれを好む人を否定することになるくらい食って重要なのね。スナックのパリパリ感が意識化の攻撃性を刺激して強い渇望を生む…というのは大袈裟といえばそうかもだけど、味より刺激を求めていると言うのはちょっと納得。2015/07/15
koz kata
0
見たこともない食材を目にした時、とりあえず宗教家は禁じてみる、という例がずらっと並んでいました。禁断の果実がとりあえず林檎ということになっている理由にガリア人差別があったってのが興味深かった。ガリアでは聖なる果実だったそうです。シードルも出来るしね。2015/07/07