内容説明
北京における非合法芸術活動により要注意人物として当局の厳しい監視下に置かれた著者が、1984年から三年間中国国内を流浪した経験を描いた小説
著者等紹介
馬建[マージェン]
作家、画家、写真家。1953年、中国・青島生まれ。北京における非合法芸術活動により要注意人物として当局の厳しい監視下に置かれ、辞職と同時に1984年から三年間、中国国内を流浪。この経験を描いた小説『紅塵』が『Red Dust』としてイギリスで発売されると同時に記録的なヒットを飛ばし、ヨーロッパ各国で翻訳出版された。2002年9月、トーマス・クック文学賞を受賞
上田クミ[ウエダクミ]
1970年、長崎県佐世保市生まれ。慶応義塾大学文学部フランス文学科卒業。父親の影響で十八歳より独学で中国語を習得。レコード店員・遺跡カメラマン等の職を経て、1997年、映画で見た町に行くため台湾に渡り、そのまま二年間滞在。帰国後、大手商社の中国ビジネス部門で翻訳者として勤務。
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