知っていそうで知らなかったクレオパトラ

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087733341
  • NDC分類 242
  • Cコード C0097

内容説明

すぐれた語学力、たぐいまれな政治的手腕と行動力。英雄カエサルとアントニウスを2人まで虜にしたクレオパトラは、まさに才色兼備の魅力的女性だった。「世界七不思議・ファロスの大灯台」、「地中海、学術文化の中心アレクサンドリア図書館」などを備えた国際都市アレクサンドリアと広大なエジプトを支配していた、うら若きクレオパトラ7世。プトレマイオス王朝最後の女王の真実の姿にせまる歴史ノンフィクション。

目次

第1章 プトレマイオス王朝のエジプト
第2章 女王の生まれた背景
第3章 のしかかるローマの影
第4章 カエサルとクレオパトラ
第5章 新たなる展開
第6章 アントニウスとクレオパトラ
第7章 アクティウムの海戦

著者等紹介

フォス,マイケル[Foss,Michael]
1937年インド生まれ。イギリスとアメリカで学んだ歴史学者。世界中を広範に旅し、アメリカの大学での歴史学講師の後、ロンドンに移る。現在、アメリカ、イギリス両国で教鞭をとる一方、著述も多数。著書に「The World of Camelot」「People of the First Crusade」など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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チョコ

66
クレオパトラに至るまでのプトレマイオス朝について書かれていて、どんな状況でクレオパトラが生まれたのかがわかりやすく書いてあった。まぁ、だいたいの王様達はやりたい放題でダメだこりゃって感じ。そんな中、クレオパトラはやっぱりすごい。何ヶ国語も話し、人の心を掴む会話術。枕営業なんのその。とはいえ愛情深いのも人間らしく、、2千年以上経っても皆が夢中になってしまうんだなぁ。2022/11/02

印度 洋一郎

4
イギリスの歴史家による、クレオパトラの評伝。話をプトレマイオス朝の興りから始め、オリエントの老大国エジプトと地中海の新興国ローマとの関係にも目配りしながら、クレオパトラ七世に至る。女王が即位した頃、エジプトは経済的には豊かだったが、政治的には政権内の抗争で弱体化していた。クレオパトラは、沈みゆく王朝を立て直すためにローマの力を利用する必要があり、その姿勢はローマ人からは「傾国の魔女」と見えた。元々プトレマイオス朝の女性達には政治的手腕を持つ伝統があり、クレオパトラはその最後の一人だといえる。2020/02/28

ダリア

1
宮尾登美子盤のクレオパトラ上下を読んでいて、これを読む。クレオパトラのプトレマイオス朝がエジプト人でなくギリシャ系というのは知っていたれど王朝がどのように始まったのか、プトレマイオス王家の傾向などが学術書のように解説されていて分かり易かった。宮尾版は小説だから仕方ないけれど、こちらはクレオパトラの実績から描かれている分実物に近いのでは?と思ってしまう。思い込みだろうけれど。 政治家というか女王という感じ。最後も潔いし、同じ姉妹のベレニケやアルシノエと比較すると役者の違いが際立つ。2017/01/21

pika

0
ローマ側から見たクレオパトラはこんなだったのかと思った。2009/12/28

kun-kun

0
内容に決めつけが多い気がする。読みにくく、ちっとも頭に入ってこなかった。もっと意訳してよいと思うんだけど。2009/03/05

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