感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
無能なガラス屋
6
「この世をもっとも奥の奥で動かしているものは何か、それが知りたい。すべて生あるものを動かしている力は何か、そのもとは何か、そいつをこの目で見さえすれば、あれこれいいつのるまでもないのだ。」2022/10/19
zakuro
6
愛すべき悪魔メフィスト。難解だと勝手にハードル上げていたが、掛け合いはまるでコントのよう、笑えた。山本容子さんの銅版画が世界観とぴったり。「韻文を散文で押し通した」と解説していたが、堅苦しい訳本でギブアップするよりずっといい。ドイツ語で読めないから、日本語で強引に韻をふんでも意味ないし。第二部へ。2015/09/09
はら
4
勝手におどろおどろしい悪魔との契約だと思ってたけど、メフィストが意外にいいキャラをしていた。歌のところ原文で読めたらなぁ…2017/01/02
ろーじゃ
4
言わずと知れたゲーテの代表作。難解で評判のファウストも、こちらの訳では読みやすいと評判なので手にとってみました。初見で物語像を把握するのは難しかったですが、読みやすさと明快さを押し出している様子は手に取るように分かります。メフィストも礼儀をわきまえているようで狡猾だなあ…。2012/12/04
ジェイソン
4
戯曲に始めて手を出したせいか、初めは戸惑った。展開が分かりにくく、よく読み込む必要があった。解説を読むことでようやく理解できた。ストーリーを楽しむのではなく、ファウストとメフィストが人間を風刺していく作品、というように感じられる。小説として読み込んでしまい、あまり面白くは感じられなかった。だがこの作品は、物語を楽しむのでは無く、文章やセリフの流れを歌のように楽しむ作品なのだと、そう判断した。自分はファウスト物を読むのは初めてだ。戯曲も初めて。戯曲には戯曲の楽しみ方があるのだろう。もう一度読めば楽しめるのか
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