内容説明
本書は、“神話”と“伝説”で膨れあがったカポネのイメージに鋭くメスを入れ、徹底的な調査と取材で虚像の衣を一枚一枚剥ぎ取り、意外な、あまりに意外な人間アル・カポネの実像、素顔を暴いた究極のノンフィクションである。
目次
第7章 虐殺と聖域
第8章 民衆の敵
第9章 秘密捜査官
第10章 アメリカ合衆国対アルフォンス・カポネ
第11章 地獄への軌道
第12章 アフター・カポネ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
橘未定
3
禁酒法時代のアメリカを駆け抜けた一人の偉人、その哀しい末期。エリオット・ネスの没落とその最期。一つの時代の終焉を書ききった名著。紛う事なき歴史そのもの。2009/11/20
蝉、ミーン ミーン 眠ス
2
望んだ平穏を得るための代償の大きさは因果応報というべきなのだろうが、栄華は失われても家族に囲まれ穏やかに死にゆく姿には不幸の匂いを感じ通ることはできなかった。アル・カポネの真実の一端に触れた新たな魅力を知ることができる読み応えのある濃密なノンフィクション作品。2018/11/11
タケゾウ
1
アル・カボネの生涯を、 ニューヨーク(生誕から勃興まで)と、 シカゴ編(衰退期から収監まで)に分けたシリーズ。 最後は脱税というあっけない容疑で逮捕され、 収監されたアルカトラズでは、名前ではなく番号でよばれる生活。 ギャング界に一時代を築いた男の没落の過程とその最後が描かれる。2023/11/05
とーさん
1
映画アンタッチャブルでは描かれない真実。ケビン・コスナー演じるエリオット・ネスの末路。そして、デ・ニーロのカポネも華やかな時代を経て、あんな悲惨な末路を迎えるとは。只、カポネファミリーの家族愛の深さが救いであった。2013/03/16
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