黄金の百合

黄金の百合

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087732023
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

かぎりなくみだら…。唯ひとりの女のために、書きつづけられた小説、『黄金の百合』。大学教授シモンと、王妃の意をもつ名の女レーヌとの奇妙な契約の日々。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぽぞう☆

12
図書館本。25年も前の刊行なのに、借りたの私が最初っぽい。 成就しない(セックスに行きつかない)恋の快楽。プルーストを積んであるのが痛恨。6章まで、と文中にありながら、6章はない。成就してしまった後は、読者の想像に委ねる?2018/03/27

生きることが苦手なフレンズ

0
ただ1人のために書かれた小説(という体)、いいですね。 個人的に気になったのは、「夢」、「精神分析」あたりのキーワードですね。不可能な愛、挫折、去勢みたいな雰囲気をどう書いたらいいか、文学にも心理学にも詳しくないのでよくわかりませんが、全体の雰囲気?リズム?がすごくいいです。「言葉は神であった」とすると、黄金の百合というモチーフから、レーヌ=マリア、シモン=天使であり、シモンの不可能な愛の結果として、無原罪の宿り=本作があるのかもしれないと妄想。2014/02/01

roaming_south

0
ソレルスはあらすじとかそういうのは皆無な作家だと思っていたが、この作品にはあらすじがあって比較的読みやすかった。ちりばめられたワードにはそれぞれ意味があり、膨大な知識量が必要とされるが、自分の知っている元ネタが出ると楽しい。記憶に残った言葉は「ぼくたちの契約を読み直して、メフィスト」。素敵な殺す文句。メフィストがキュウべえだと更に想像が深まる。2011/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/161918
  • ご注意事項