内容説明
いまから6500万年前の白亜紀の終りに、地球上に突然の変化が起き、恐竜その他の生物が消滅した。このような大惨事がなぜ起ったのか?それは、いまだ発見されていない太陽の回りをまわっている伴星の影響によるものだとわれわれは推測し、その星の名を「ネメシス」と名づけたのである。これは、その恐竜絶滅の謎とネメシスを追いもとめる科学者たちの姿を捉えた、本格ノンフィクションである。
目次
第1章 恐竜絶滅の謎
第2章 小さなミス
第3章 イリジウムの発見
第4章 超新星爆発説
第5章 小惑星
第6章 懐疑
第7章 衝突の冬
第8章 宇宙のテロリスト
第9章 袋小路
第10章 ユーレカ
第11章 クレーター
第12章 二重盲検法
第13章 リッチの星
第14章 ネメシス会議
第15章 惑星X理論
第16章 衝突説への反論
第17章 ネメシスは存在するのか?