我拶もん

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087718621
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第36回小説すばる新人賞受賞作。
寛保二年。大名や旗本の駕籠を担ぐことを生業とする陸尺の桐生は売れっ子として江戸で人気を誇っていた。ある日、芝居小屋の《市村座》で木戸番と陸尺の大乱闘が勃発。相方の龍太が巻き込まれたと知った桐生は仲間の翔次と共に駆けつける。だが龍太は捕えられ、騒ぎを収めようとしたはずの桐生も結託した仲間に裏切り者扱いされ仕事を干されてしまう。暇を持て余していた八月のある日、大雨により江戸で大洪水が発生。桐生は辛うじて生き延びるも商売道具の右腕に大怪我を負い、かつて恋仲であった娘・おみねも目の前で濁流に呑まれてしまう。何もかも失った桐生は《市村座》の騒動を機に知り合った玄蕃頭・有馬頼ユキ(※)に救われ屋敷で世話になることになり、懇ろだった深川芸者の粧香とも再会。一方、頼ユキの近習である坂西小弥太は、主君が桐生を気に入り、また幼い頃から恋心を抱いていた頼ユキの姉・梅渓院までもが執心であることにいら立ちを覚えていた。そして、使い物にならず腐っていた桐生を痛罵し、桐生は有馬家を去るのだが……。

【著者略歴】
神尾水無子(かみお・みなこ)
1969年、東京都生まれ。神奈川県在住。「我拶もん」で第36回小説すばる新人賞を受賞。

※ぎょうにんべんに童

内容説明

「俺ら素町人の底力を、とくと見やがれ」江戸で人気を誇る、売れっ子で女たらしの陸尺・桐生。四角四面で融通が利かず、領主に忠実な近習・小弥太。身分も性分も相容れない、二人の因縁の出会いとその行方は―。第36回小説すばる新人賞受賞作。

著者等紹介

神尾水無子[カミオミナコ]
1969年、東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイシャ

33
大名の駕籠を担ぐ陸尺に見栄えのいい男性が求められていたということは知らなかった。桐生は背も高く顔もよく、女性にももてる陸尺の華的存在。しかし陸尺たちがからむ喧嘩に巻き込まれてその評判を落とし、その後大水で流されて右手が使えなくなってしまう。陸尺として生きていけなくなった桐生は魂が抜けてしまうのだが。なぜか有馬家のお殿様やその姉に気に入られたりする謎。大水の後の展開が散漫な気がした。 2024/06/19

rosetta

31
★★✮☆☆36回小説すばる新人賞。大名の籠を担ぐのはその家に雇われる国抱えと、江戸市中で臨時に各家に使われる江戸抱えがいた。その中でも背が高く見栄えの良いものは引っ張りだこで、江戸者の粋を体現する大人気ものであった。まあ江戸には火消しとか相撲取りとか勿論役者とか人気者が沢山いたのだね!新しい着眼点はいいと思うが文章も熟れてないし内容はまるで退屈。こういうものを選ぶ選考委員の見識さえ疑いたくなる2024/05/07

信兵衛

19
展開に、都合の良すぎる処、かなり安易と感じたり粗い部分はありますが、ストーリー運びは達者で流暢、飽きることがありません。 また、桐生にことごとく反発する堅物の小弥太とのやりとりはたっぷり楽しめますし、粧香の小気味よい啖呵も痛快。 これぞ時代小説系エンターテインメント! 楽しめます。2025/05/23

kosmos

14
駕籠を担ぐ陸尺にランクがあることを初めて知った。この本の主人公の桐生は最も格上の上大座配。大柄で見目も良い売れっ子だ。ただ女たらしで喧嘩っ早く、他人には常に上から物を言う。なんだこの男は!と思いながら読んでいたけれど、嫌いになり切れない不思議な魅力があった。深川芸者の粧花が終始かっこいい。2024/04/04

田中寛一

11
陸尺という言葉を初めて知った。大名や旗本の駕籠を担ぐ者をさす。陸尺の中でも庶民を乗せるか大名を乗せるか、それぞれに格もあるという。主人公桐生は格上であったようだが、それにあぐらをかいていたような感じもする。それがために苦しみから抜け出しにくかったのだろう。が、彼を救ってもくれた深川芸者の粧香さんのきっぷの良さがかっこよかった。粧香さんの物語ができても面白そうだ。寛保の大水害は大変なものだったようですね。人の良さを知り、それを生かしてやりたいと、尽力する人の姿が良かった。2024/07/19

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