うらはぐさ風土記

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うらはぐさ風土記

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087718591
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

30年ぶりにアメリカから帰国し、武蔵野の一角・うらはぐさ地区の伯父の家にひとり住むことになった大学教員の沙希。
そこで出会ったのは、伯父の友人で庭仕事に詳しい秋葉原さんをはじめとする、一風変わった多様な人々だった。
コロナ下で紡がれる人と人とのゆるやかなつながり、町なかの四季やおいしいごはんを瑞々しく描く物語。

【著者プロフィール】
中島京子(なかじま・きょうこ)
1964年、東京生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。出版社勤務ののち、フリーライターに。アメリカ滞在を経て、2003年『FUTON』で小説家としてデビューする。2010年『小さいおうち』で直木三十五賞、2014年『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞を受賞。2015年『かたづの! 』で河合隼雄物語賞、歴史時代作家クラブ賞(作品賞)、柴田錬三郎賞、同年『長いお別れ』で中央公論文芸賞、翌年の日本医療小説大賞を受賞。2020年『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞、2022年『ムーンライト・イン』『やさしい猫』で芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、同年『やさしい猫』で吉川英治文学賞を受賞した。そのほか、著書多数。

内容説明

店舗の屋上で野菜を育てる秋葉原さん。秋葉原さんと高齢結婚をした刺し子姫。独特な敬語を使う女子大生マーシーとその友達パティ…。30年ぶりにアメリカから帰国した大学教員の沙希が出会ったのは、ここ、うらはぐさ地区に縁のある、多様な人々だった。新しい時代の絆を描く、土地が人をむすぶ群像劇。コロナ下で紡がれる人と人とのゆるやかなつながり、町なかの四季やおいしいごはんを描く長編小説。

著者等紹介

中島京子[ナカジマキョウコ]
1964年、東京生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。出版社勤務ののち、フリーライターに。アメリカ滞在を経て、2003年『FUTON』で小説家としてデビューする。2010年『小さいおうち』で直木三十五賞、2014年『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞を受賞。2015年『かたづの!』で河合隼雄物語賞、歴史時代作家クラブ賞(作品賞)、柴田錬三郎賞、同年『長いお別れ』で中央公論文芸賞、翌年の日本医療小説大賞を受賞。2020年『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞、2022年『ムーンライト・イン』『やさしい猫』で芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)、同年『やさしい猫』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

227
東京西部、武蔵野が舞台。米国生活から学生時代の思い出の地に30年ぶりに帰ってきた、大学教員の沙希を主人公に、キャラ強な人たちの交流が温かく面白い。 戦争も含めた、この土地の歴史も交えて、変わり行く時代を映し出していきます。 進化かどうかは別として、人も土地も変化ってものには抗えない。 良い方に変わっていくことを期待しながら、読み進めます。2024/07/28

tetsubun1000mg

190
アメリカで大学教師を勤めた後に30年ぶりに戻ったところが武蔵野の「うらはぐさ」での物語でした。 母校の女子大で2年間契約の特任教授を勤めながら、施設に入居した叔父の自宅に入居となる。 舞台設定された場所が気になったのだが、本人の刊行インタビューを読むとやはり西荻窪との事。 著者も東京女子大出身ですしね。その昔、西荻の善福寺に住んでいたこともあり当時の印象のまま読み進めると情景が浮かんできた。 主人公の設定年齢も筆者に近いのか、古い商店街での生活がリアルに感じられた。 中島京子さんの小説は読みやすくて良い。2025/04/10

のぶ

184
中島さんらしい優しい雰囲気の物語だった。主人公は米国で日本語の教員をしていたもののその学科が廃止となり、離婚もしたことから帰国した、田ノ岡沙希。舞台は武蔵野の一角・うらはぐさ地区とそこにある昔からの商店街。描いているのは、これから動き出す商店街の再生活動の前段階で、そこに住むちょっと不思議な秋葉原さんの存在が面白い。本作ではややノスタルジックな商店街や地区に残る自然、そしてそこに根差したようなごく普通の食べ物や、そこに住む人々の群像劇。特に何も起きないけれど、なぜか癒されるような作品だった。2024/04/03

モルク

170
離婚して30年ぶりに帰国し母校の女子大で非常勤講師として働くことになった沙希。施設に入った叔父が暮らしていたうらはぐさ地区の一軒家に住み、周辺の人々と心暖まる交流を持つ。そしてもうひとつの主人公はこの地区、うらはぐさ。架空の地名ではあるが中島さんの母校東女の近くかな?西荻窪近辺?本書に出てくる焼き鳥や「布袋」は西荻窪駅近くの「戎」⁉昔は女の人が入れる感じじゃなかった気がするけど…変わったのかな、そもそもまだあるのか?月日が経つと共に変わりゆくものは多いがこんな商店街と人情はずっと続いて欲しい。2025/04/08

TATA

154
米国から戻ってきたアラフィフの沙希さん。少しばかり馴染みのある土地に縁ができて徐々に溶け込むまでの穏やかなお話し。絶妙な敬語のマーシーやパティ、キャラもしっかり立っている中で中島さんの語り口となればしっかり読めるストーリーでした。ほのぼの、じんわり、この作品みんな好きになるんじゃないかな。2024/10/24

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