内容説明
国策によって大陸へ送りだされた移民史上ただひとつの被差別部落。彼らを待ちうけていたのは、あらゆる悲劇が集約された極限の辛苦、集団自決という運命だった。講談社ノンフィクション賞受賞の著者が真正面から「部落問題」に挑んだルポルタージュ。
目次
プロローグ
第1章 集団自決
第2章 満州移民
第3章 来民
第4章 分村計画
第5章 開拓
第6章 見果てぬ夢
第7章 悲報
第8章 偽りの大地
第9章 遺骨なき墓標
あとがき
用語解説
資料 『満州に住めば差別は解消する――下村春之助』
参考資料