コンジュジ

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  • サイズ 46判/ページ数 168p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717426
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【第44回すばる文学賞受賞作】
【第164回芥川賞候補作】

二度も手首を切った父、我が子の誕生日に家を出て行った母。
小学生のせれなは、独り、あまりに過酷な現実を生きている。
寄る辺ない絶望のなか、忘れもしない1993年9月2日未明、彼女の人生に舞い降りたのは、伝説のロックスター・リアン。
その美しい人は、せれなの生きる理由のすべてとなって……
一人の少女による自らの救済を描く、圧巻のデビュー作。

【川上未映子氏、絶賛!】
とんでもない才能。
サバイブの果てに辿り着く、こんなに悲しく美しいラストシーンをわたしは他に知らない。
深く、胸を打たれた。
この小説が見せてくれたもの、ずっとわたしの宝物です。

【著者略歴】
木崎みつ子(きざき・みつこ)
1990年大阪府生まれ。
大学を卒業し、現在は校正業に携わる。
本作で第44回すばる文学賞を受賞。

内容説明

二度も手首を切った父、我が子の誕生日に家を出て行った母。小学生のせれなは、独り、あまりに過酷な現実を生きている。寄る辺ない絶望のなか、忘れもしない1993年9月2日未明、彼女の人生に舞い降りたのは、伝説のロックスター・リアン。その美しい人は、せれなの生きる理由のすべてとなって…「死せる偶像」を蘇らせる、苦しみのたびに、何度でも。一人の少女による自らの救済を描く、圧巻のデビュー作。第44回すばる文学賞受賞作、第164回芥川賞候補作。

著者等紹介

木崎みつ子[キザキミツコ]
1990年大阪府生まれ。大学を卒業し、現在は校正業に携わる。『コンジュジ』で第44回すばる文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

240
第44回すばる文学賞受賞作&第164回芥川賞候補作ということで読みました。芥川賞受賞作・候補作(既読2/5)です。本書は、性的虐待ロックスター妄想家族小説でした。芥川賞受賞作『推し、燃ゆ』との差は、70年代×ロックスターと現在×地下アイドルとの違いでしょうか? https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771742-62021/02/10

buchipanda3

121
感情を抑え淡々とした口調でシビアな身の上話を語る"せれな"。初めの頃は織り込まれた乾いたユーモアと並走する彼女の妄想ワールド、70sのロックスターとの恋愛話で緩和されていたが、彼女の実父の気持ち悪さ、本性(性的虐待)がガッと噴出して読み進めるのが辛くなった。その後、展開は転機を迎えるが、彼女の支えとなっていた妄想に厳しい現実が入り込み、逃避すら危うくなる。歪んだ生活、自己否定、もはやこのボロボロの状態でどうなるんだと。でもそこまで来たがゆえの彼とのシンクロ、だからこそのあの場面を迎えたのだと最後は思えた。2021/01/17

fwhd8325

114
この感覚すごいと思います。「推し、燃ゆ」を思い出し、今回の芥川賞というより、純文学の世界も新しい時代に入っているのかなと感じました。淡々と語るなかで、凄絶な物語があります。それは、とても苦しいものだけど、人生にありきたりのように語る感性は、想像を超えた描写でした。2021/05/12

いっち

93
小学生の主人公は、今は亡きイギリスのロックスターに恋をした。ロックスターとの妄想が、主人公を励ます。主人公の母は家を出ていき、父はブラジル人の女を連れてくる。ブラジル人の女性は妊娠し、家を出ていく。小学生の主人公は、膨らみ始めた胸を父から揉まれ、次第に性的虐待が加速する。悲惨な境遇だが、重すぎないトーンで語られるため、読んでいて気分が落ちすぎない。「かわいそうな私」として書かれていないからだと思う。読みやすい文章だが紋切り型の表現が多いのは気になる。前半は退屈したが、最後まで読んで良かったと思える作品。2021/01/20

なゆ

92
読むのが辛かった。でも、どこかできっと救われてくれるのだと思って一気に読んだ。小学生のせれなは、TVに映る伝説のロックスター、リアンに恋をする。母親は家出し、ろくでもないクズな父親との地獄の日々をリアンとの夢のような妄想のなかでやり過ごしていくように。楽しく幸せそうなリアンとの妄想が多い分、せれなの現実の悪夢を思うと胸が痛すぎる。大人になってからも不安定なせれなが心配だったが、きっとこれが、せれななりの生きる術なんだろう。ラストに微かにチカッと光差す感じは好きだったので、頑張って読み終えられてよかった。2021/02/09

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