しゃもぬまの島

個数:

しゃもぬまの島

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087716986
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人を天国へと導く幻獣「しゃもぬま」が、ある日、私の家のドアをノックしたーー。
待木祐(まちきたすく)は、「夏みかん」の栽培と、「しゃもぬま」という馬のような動物がいるこの島で生まれた。しゃもぬまは死後必ず天国に行くことから、神聖視されている。しゃもぬまは死期が近づくと、島の人間を一緒に天国に連れて行ってくれることがある。そこから、島の人間で誰かが死ねば、しゃもぬまを葬式に呼び、反対にしゃもぬまから「お迎え」がきたら、誰か一人を死なせる慣習が生まれ、永く島では守られている。今の祐の仕事は、風俗情報誌の編集。ある日、睡眠障害に悩まされ、心身ともに疲弊した祐のアパートに、しゃもぬまがやってきた。困惑しながらも、しゃもぬまを受け入れ、死との共同生活が続くうち、祐は奇妙な白昼夢を見るようになる。また、島にいたころの親友・紫織が家に押しかけてきたのを皮切りに、島の人間も不穏な動きを見せ始める。夢の中に現れる女性の正体、そしてしゃもぬまが迎えにきた人間とは。

人を天国へと導く幻獣「しゃもぬま」が住む島。美しい少女たちの記憶と、呪われた家系の秘密。あの世へと誘われるのは、いったい誰なのか。幻想と現実を切り裂く、衝撃のデビュー作。第32回 小説すばる新人賞受賞作。


(著者略歴)
上畠 菜緒(うえはた なお)
1993年、岡山県生まれ。島根大学法文学部言語文化学科卒業。本作により第32回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。

内容説明

人を天国へと導く幻獣「しゃもぬま」が住む島。美しい少女たちの記憶と、呪われた家系の秘密。あの世へと誘われるのは、いったい誰なのか。第32回小説すばる新人賞受賞!幻想と現実を切り裂く、衝撃のデビュー作。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

★Masako★

87
★★★✰︎ 幻想と現実が入り交じった、なんとも不思議な作品だ。徳が高い為に死ぬと必ず天国にいくという、ロバに似た神聖な生き物"しゃもぬま”。死を悟った時、稀に誰かを天国に連れて行ってくれるという。しゃもぬまの棲む島を出て広告出版社に務めている祐(たすく)。ある日突然、しゃもぬまが祐のアパートにやってきて…。私は死ぬのか? しゃもぬまと過ごす現実の日々と夢で見る過去が混じり合い、やがてひとつに重なる。青い世界に夏みかんのオレンジ色。静かで残酷で美しい作品だった。小説すばる新人賞受賞作品。2020/04/19

ゆみねこ

86
上畠菜緒さん、初読み。「しゃもぬま」とは人を天国へと導く幻獣。島を離れた祐の元に現れた「しゃもぬま」、夢なのか現なのかよく理解出来ないままでした。とにかく疲れる1冊。2020/07/07

あも

85
この系統が好きな人もいるとは思うが響かなかった。高尚っぽいことを、小難しく煙に巻くよう描いても文学にはならない。たぶん瀬戸内(確認するのも面倒)に浮かぶ、しゃもぬまという不思議な馬の住む島。島を出て本土で働く女性の元に、しゃもぬまが来る。しゃもぬまが迎えに来た人は共に天国に行ける。つまり死ぬ。といったところで話が展開していくのだが、断片的な映像と愛憎が抽象的なプロモーションビデオのように繋ぎ合わせされるだけで物語の芯を感じられなかった。しゃもぬまの尻の描写が矢鱈と克明かつ頻繁だったことが一番印象的な小説。2020/06/12

かのん

46
第32回小説すばる新人賞受賞作品。宮部みゆき爆推しと帯にあった為、読んでみたが、爆推しする良さがわからない(๑-﹏-๑)人を天国へと導く幼獣『しゃもぬま』が、祐(たすく)のもとへ…しゃもぬまの来た理由とは?現実と妄想、夢の中とコロコロと場面が、急に変わったりするし、現実なのかそうじゃないのか判然としない場面もあったり…女の子なのに、祐という名前とか、ほんとよく分からない小説だった。2020/12/23

kou

46
とにかく不思議な世界観。ずっと夢の中を覗いている気分だった。もう一度、読めば理解できるのかも・・・しれない。2020/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15238345
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品