言の葉は、残りて

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言の葉は、残りて

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087716979
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第32回小説すばる新人賞受賞作。

選考委員・村山由佳氏 絶賛!
「遠い時代を生きる主人公たちの運命に、こんなにも胸かきむしられるとは。
新人離れした豪腕」


海沿いの地にある鎌倉幕府。
美しい景色とうらはらに、そこには陰謀、嫉妬、憎しみが渦巻いていた。

そんな中、若き三代将軍・源実朝のもとに、摂関家の姫・信子が嫁いでくる。
突然の縁談と異国の地に不安を覚える信子だったが、実朝の優しさと生まれて初めての海の匂いに包まれ、次第に心をゆるしていく。

一方の実朝も、信子が教えてくれた和歌の魅力に触れ、武の力ではなく言の葉の力で世を治めたいと願うようになる。

しかし、殺戮さえいとわない醜い権力争いが、ふたりを否応なく悲しみの渦に巻き込んでいく――。

新世代の作家が描く、何度も心を揺さぶられる歴史恋愛小説。


【著者略歴】
佐藤 雫(さとう・しずく)
1988年、香川県生まれ。2019年、「言の葉は、残りて」で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。

内容説明

海沿いの地にある鎌倉幕府。美しい景色とうらはらに、そこには陰謀、嫉妬、憎しみが渦巻いていた。そんな中、若き三代将軍・源実朝のもとに、摂関家の姫・信子が嫁いでくる。突然の縁談と異国の地に不安を覚える信子だったが、実朝の優しさと生まれて初めての海の匂いに包まれ、次第に心をゆるしていく。一方の実朝も、信子が教えてくれた和歌の魅力に触れ、武の力ではなく言の葉の力で世を治めたいと願うようになる。しかし、殺戮さえいとわない醜い権力争いが、ふたりを否応なく悲しみの渦に巻き込んでいく―。第32回小説すばる新人賞受賞作。

著者等紹介

佐藤雫[サトウシズク]
1988年、香川県生まれ。2019年、「言の葉は、残りて」(「海の匂い」改題)で第三十二回小説すばる新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

161
歴史絵巻のような一冊。鎌倉幕府三代将軍 源実朝と妻 信子の愛と生涯を描いた物語。まるで美しい歴史絵巻をゆっくり紐解き見せられるような時間だった。言葉ではなく言の葉、御台所ではなく みだい。柔らかな美しさに包まれるようなこの響き、そして言の葉一つで良くも悪くも人の心を動かせる…随所で言葉のチカラなるものを感じた。人の一生は儚い。だからこそ同じ夢を語り合える人と寄り添えることの大切さもせつなく響く。二人の寄り添う姿を思い浮かべしっとりとした余韻に浸る。知らなかった歴史の一幕、二人の愛、心に残りて…。良かった。2020/07/25

美紀ちゃん

127
歴史小説。 鎌倉幕府三代将軍源実朝と、京の公家から嫁いだ正妻の信子(後鳥羽上皇は義兄)の話。 実朝は信子を「みだい」と呼ぶ。 武芸ではなく文芸を好んだ実朝の優しさが、スィートで良かった。 嫁いだ時にはお互い中学生みたいな年齢で、一緒に海に行くシーンは綺麗だなぁと思った。 和歌の美しさ、言の葉で世の中を治めたいと願う優しい実朝。 子供欲しかったけど、残念。辛かったと思う。 鎌倉時代ストーリー。読みやすかった。2021/02/08

のぶ

114
鎌倉幕府、三代将軍、源実朝とその妻、信子を中心とした物語。自分の中で実朝は頼朝の陰に隠れあまり意識したことがなかった。そんな実朝を優しく人思いで、愛妻家として描いている事で、少し興味が出てきた。本書はその生涯を読みやすく、親しみやすい文章でうまく綴っていた。京の摂関家から嫁いできた坊門家の姫、信子。元々武家らしくなく、むしろ文芸に興味を持つ実朝、信子から教えられた和歌に惹きつけられ、言の葉に引き付けられていく。史実を背景に和歌の世界の魅力を引き出していた。小説すばる新人賞受賞も納得の一冊だった。2020/08/09

ゆみねこ

104
佐藤雫さん、初読み。小説すばる新人賞受賞作。鎌倉幕府三代将軍・実朝と御台所となった京都の摂関家の姫・信子。和歌の魅力にふれ「言の葉」の力で世の中を治めようとした実朝。北條家の権力争いは若い二人に過酷な運命を強いる。悲しくも美しい恋愛物語でした。楽しみな作家さん誕生、追いかけます。2020/06/06

kaoru

94
三代将軍実朝と公家出身の妻信子。鎌倉幕府の権謀術数うずまくなか、二人の純愛が物語を貫いている。信子によって和歌に目覚め、やがて「武力ではなく、言の葉」での治世を求めた実朝は、この時代でなくともあまりにも理想主義的だと感じるが、彼という悲運の将軍にふさわしいかもしれない。文章も雅で美しく、読み終わった後は言いようのない清冽な悲しさに胸が震えるようだった。小林秀雄の『無常といふ事』のなかの『実朝』もやはり無垢な青年詩人として実朝を描いていたのを思い出す。鎮魂の書にふさわしい、すばる新人賞受賞作。2020/09/01

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