地面師たち

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地面師たち

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087716849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ある事件で母と妻子を亡くした辻本拓海は、大物地面師・ハリソン山中と出会い、彼のもとで不動産詐欺を行っていた。ハリソン一味のメンバーは、元司法書士の後藤、土地の情報を集める図面師の竹下、土地所有者の「なりすまし役」を手配する麗子の五人。彼らはひと仕事を終え再集結し、ハリソンの提案で次に狙いをつけたのが泉岳寺駅至近にある広大な土地。市場価格100億円という前代未聞の案件だった。一方、定年を間近に控えた刑事の辰は、かつて逮捕したが不起訴に終わったハリソン山中を独自に追っていた。
次々と明らかになる地面師たちの素顔、今だかつてない綱渡りの詐欺取引、難航する辰の捜査。そして、地面師の世界に足を踏み入れた拓海が知った衝撃の事実……。それぞれの思惑が交錯した時、待ちうけていた結末とは――。
地面師たちの組織的犯罪を、圧倒的なリアリティーで描いた新時代のクライムノベル。


【著者略歴】
新庄耕(しんじょう・こう)
1983年、京都府生まれ。神奈川県在住。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2012年、「狭小邸宅」で第36回すばる文学賞受賞。著書に『狭小邸宅』『ニューカルマ』『カトク 過重労働撲滅特別対策班』『サーラレーオ』がある。

内容説明

ある事件で母と妻子を亡くした辻本拓海は、大物地面師・ハリソン山中の下で不動産詐欺を行っていた。ハリソン山中を首謀者とし、拓海を含む五人のメンバーが次に狙ったのは、市場評価額百億円という前代未聞の物件だった。一方、ハリソン山中を追う定年を間近に控えた刑事の辰は、独自の捜査を続けるうち、ハリソンが拓海の過去に深く関わっていたことを知る。一か八かの最大級の詐欺取引、難航する辰の捜査、そして、地面師の世界の深奥に足を踏み入れた拓海が知る事実とは―。

著者等紹介

新庄耕[シンジョウコウ]
1983年、京都市生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2012年「狭小邸宅」で第三六回すばる文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

233
醜く歪んだ世の中で、したたかなものが笑い、弱きものが泣く。土地売買の詐欺チーム、地面師たちのドぎつく見事な騙しのテクニックに、ダメとは分かりつつ、ハラハラドキドキワクワクする怪作。そして、彼ら騙す側だけでなく、彼らに騙される側、彼らを追う刑事、それぞれの人間性・人生が描かれ、物語に深みをもたらしてます。特に、身の毛もよだつ冷静な悪、リーダー役ハリソン山中は犯罪小説史に残る野郎です。マジです。2020/05/30

fwhd8325

153
面白い小説でした。積水ハウスの事件で、地面師という名称があることを初めて知ったのですが、あれだけの金を動かすからか、頭がいいからなのかわかりませんが、緻密に計算された世界だと思いました。欲の塊同士だから、都合のいいようにしか考えないところに、詐欺の妙味があるんだと思います。2020/10/24

utinopoti27

148
現代社会の闇に切り込む作品を発表し続けている新庄氏の最新作は、実際に起きた「積水ハウス事件」にヒントを得た「地面師」がテーマだ。熟練のプロをも騙す巨額詐欺事件のメカニズムはもとより、詐欺グループと、事件を追う老刑事の人間模様をじっくり掘り下げる、小説ならではの視点が実に興味深い。相手の冷静な判断力を阻害する狡猾な仕掛け、手に汗握るディール・・。緻密に計算されたプロットと、綿密な取材の積み重ねこそが、こうしたクライムノベルの緊張感と迫真性を生み出すことを、あらためて思い知らされる、一気読み必至の力作。2020/03/17

hiace9000

142
Netflix配信開始の25日迄に読了を!と一気読み。映像化納得の夢中にさせてくれるクライムサスペンス。映像キャストもチラリと見知ったので、脳内再生はそのキャスティングにて。それがまさにどハマりで、よくぞそのキャスティングされました!と喝采を送りたいほど。もとあれ、とことん真っ黒な極悪ハリソン山中のサイコっぷりと、詐欺被害者でありながら、やがて詐欺加害者へと闇堕ちしていく拓海の弱さに人間誰もが何処かにもつかも底知れぬ悪業の闇とその深さを観る。いくら時代は変われども、騙しとは人間の本源的な性なのだろうか。2024/07/23

buchipanda3

119
不動産売買詐欺を行う地面師を描いた犯罪小説。数年前に大手企業が巨額の被害に遭った事件が話題となったが、それほどのお金が動くのになぜ騙されるのかと思っていた。今作はその事件を意識したもので、彼らの手口がリアルに語られていた。ビジネス交渉は人間ごとなので、ライブ感というか瞬時の流れみたいなものがある。後になって冷静になって考えれば、というのは通用しない。そのせめぎ合いがいい感じで表現されていたと思う。展開は割とオーソドックスだったが、ハリソンの不気味さと鍵ガチャの場面の普通の人間臭い一面が印象的だった。2019/12/14

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