あるいは修羅の十億年

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あるいは修羅の十億年

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  • サイズ B6判/ページ数 407p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087716573
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2026年の東京。心臓に“原子炉"を埋め込んだ、東京生まれの少女・谷崎ウラン。隔離された「森」からやってきた天才騎手・喜多村ヤソウ。彼らが出会うとき、東京を揺るがす事態が巻き起こる──。

内容説明

2026年東京。放射能汚染によって隔離された被災地「島」からやってきた、天才的騎手・喜多村ヤソウ。東京オリンピック後、スラム化した“鷺ノ宮”を偵察する「島」生まれの喜多村サイコ。先天性の心臓病を患う少女・谷崎ウラン。17歳と19歳と18歳の3人が出会うとき、東京を揺るがす事態が巻き起こる―。日本、フランス、メキシコ、そして「島」。遙かな未来になけなしの希望を託す、近未来長編。

著者等紹介

古川日出男[フルカワヒデオ]
1966年福島県郡山市生まれ。1998年に『13』で作家デビュー。2001年刊行の『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞をダブル受賞。2005年刊行の『LOVE』で三島由紀夫賞を受賞。2015年刊行の『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞と読売文学賞をダブル受賞。2011年以降、宮澤賢治をテーマとした朗読劇「銀河鉄道の夜」を企画し、他のメンバーと共に被災地をはじめ日本全国を回った。作家による文学ワークショップ「ただようまなびや 文学の学校」を主宰するなど、故郷・福島に関わる活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

87
この本を読んだ動機は複合的だが、お気に入りの方のレビューに胸を衝かれたのが最大のきっかけ。登場人物それぞれの断章が折り重なり生まれる大きなイメージ、抽象的な言葉の応酬と示唆に富んだ状況描写は、属性情報の抜け落ちた、生命活動そのものを見るよう。説明ではなく行為と思惟とで存在は為されるのだ。「私は百発百中の予言者です」などと名乗る予言者はおらず、ただ予言を為すことにより予言者となるように。或いは茸。「茸は、本体ではない?」地中にのび拡がる、菌糸が本体であると。「子実体は、要するに菌類の生殖体だと定義できます」2021/09/25

ちょき

46
放射能に汚染された近未来の東京を中心とした若者たちの話。ユーザビリティが低いので読むのに骨が折れる。小説にユーザビリティって何ですか?って思う方は一度読んでもらいたい。集中して読むか、どうでもいいフレーズやプロットを無視して読むか悩んだが結局会話パートを中心に流し読み。登場人物もほぼ同じ性格でキャラクターに特徴が無いので名前で覚えるしかない。先が読めない。面白い?うーん、なんとも言えない。2016/04/12

さっとる◎

43
「物語がいるんだろ?」って聞こえたから、「いる」って答えた。生きている短い今は打ちのめされ続けるには長すぎるから。逃げるんじゃない、そこにあるのは救いと力だ。さあシミュレーションを始めよう。震災からたった15年後を想像する。あの大きな波を忘れちゃいけない。だから創造する、始まりを。大きな波がもたらした巨大すぎる鯨を。そこに造られた東京を。過去を創造し未来を想像し原子が溢れる今を幻視する。記録や歴史といっしょに十億年先を信じる。過剰に豊穣すぎる物語が、ほら、生まれた。そのパワーに圧倒される。2017/07/07

百太

26
章ごとだと面白いのに、まとまるとなにが何だか・・・・。 きのこについて考えてみる。2017/08/24

TATA

22
古川さん初読み。でもあまり面白さはつかめなかったかな。導入部は関心を引くストーリーだったのだが、中盤以降それがあまり絡まないような展開。その一方で退廃的な雰囲気だけが醸成されていく。特に後半は読み飛ばし気味、そりゃあそんな読み方してれば面白さは得られないわな、うーん反省。( -_-)2016/05/12

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