戌亥の追風(おいて)

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  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087715620
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

木更津の問屋の娘・おきょうは江戸への途上、不運にも船番所に留め置かれることに。悪人どもが動き出す中、江戸の問屋の手代・仙之助たちは彼女を救い出そうとするが……。爽やかな読後感の時代長編。

内容説明

町人の気概、武士の矜持―。船番所に留め置かれた娘を救うべく、悪を許さない江戸の男達が動く。風を操り、川とともに生きる人間たち。与力・同心、手代達が活躍する読後感爽やかな長編時代小説。

著者等紹介

山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年高知県高知市生まれ。1962年に上京し、東京都立世田谷工業高等学校電子科を卒業。旅行代理店、コピーライターなど様々な仕事に携わり、1997年「蒼龍」で第七七回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第一二六回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫綺

119
黒船来航に端を発する江戸不穏の中、巻き起こるいくつもの小事が大事へと動く。薪炭屋や船番所などの細かな描写が興味深い。勧善懲悪ストーリーでハッキリスッキリ!!2016/01/16

それいゆ

52
この物語の主人公は誰なのでしょうか?おきょうと手代の仙之助の恋が成就する話かと思いきや、悪を許さない江戸の男たちが主人公の話でした。おきょうを取り巻く人物が次々と登場して活躍するので、話が散漫になってしまって、感動も中くらいです。最初に登場したおせいがどうなったのか?中途半端で消化不良です。「泰平の眠りをさます上喜撰 たった四杯で夜も眠れず」という落首が、この物語の根底に流れる大テーマですが、風呂敷を広げすぎて影が薄くなってしまったのかなという感じがします。2014/07/06

じゅん兄

30
この作者の良さは義理と人情と心意気。地位も権力もない市井の人々が、知恵と度胸で困難に立ち向かって行く姿が爽快で勇気をもらえる。その点この作品はちょっと不満。権力に頼りすぎでしょう。主人公と思われた「おきょう」も途中で消えて最後だけ。活躍しそうな性格に作りこんでいるのだからもっと彼女を中心に描いてほしかった。2015/02/15

baba

28
浦賀に黒船が現れ、木更津から出た娘が船番所に留め置かれてからの数日の顛末がお茶やうどん、襖の開閉の作法などの蘊蓄を長々語って中々進まない。もう少し追風のようにスッキリさせてほしい。2017/07/03

jima

14
長編の割に悪人たちの背景やら、諸々が不確かでチョット・・・という感じ。2015/08/10

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