出版社内容情報
梁山泊が南方に作った邑は、大きくなり、十万人が住める町造りを秦容は企図し始めた。一方、岳飛は独り熱暑の地に暮らしていたが、北の元岳家軍に状況が伝わり、やがて彼らがやってきた。
著者等紹介
北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年唐津市生れ。中央大学法学部卒。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞、91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞、2004年『楊家将』で吉川英治文学賞、06年『水滸伝』全19巻で司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で舟橋聖一文学賞、11年『楊令伝』全15巻で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
55
全17巻の7 史実じゃないんですね~創作なんですね 北方水滸伝を本当と思って中国の人と話してて恥かく寸前。 これも、岳飛がベトナムらしきところに2022/03/11
さよちゃん
27
処刑を逃れた岳飛は南で着々と岳家軍を整え、さらに南の秦容はせっせと甘しょを作り集落を広げる計画。のんびりした戦のない巻でしたが、そろそろ起きそうな気配。次は金・南宋vs梁山泊の水軍戦かな。韓世忠ってなんだか強そうなんですけど。岳飛が敵にならないことを祈ります。梁山泊入り固辞は許しますが、まさか恩を仇で返すようなことはしないですよね。子猿を子分にした岳飛、愛嬌の分、株が上がりました。梁山泊は宣凱が頭領ではなく「統括」ということでまとめてますが、やっぱり精神的支柱になりうる頭領が欲しいです。誰かいませんか。2014/06/23
てん
19
まるでサイドストーリーかって位、みんな生産活動や平和的外交に汗している。以前から戦の無い時期は好き。特に人物同士の交流。岳飛と張朔の邂逅はよかった。しかし、大風呂敷広げ過ぎの感あり。収拾付く?蔡福や、今回の韓成の疑いみたいに、長く遠方に行ってると梁山泊への帰属意識が少なくなりそう。まさか秦容王国独立か?2014/01/15
jima
18
秦容は10万人の町造り。岳飛は岳家軍を再興。嵐の前の静けさか。2014/09/29
as
15
NTR現在形(韓世忠VS王清)と過去形(韓成VS秦容)の話でした。しかし扈三娘、郤妁に続いて梁紅玉までオヤジキャラの餌食になるとは・・・・。このままでは王貴や蔡豹(褚律?)も当て馬になる可能性があるかも。恐るべきダンディ北方史観(願望)!!!しかし 寝取った男は誰も幸せになってない。王家は父が寝取り息子が寝取られ因果応報、北方実体験か?2014/01/21