出版社内容情報
「貴族探偵」を名乗る謎の男が活躍する、本格ミステリーシリーズ第2弾! 今回は新米女探偵・高徳愛香が、すべてにおいて型破りな「貴族探偵」と対決! 期待を裏切らない傑作トリックの5編収録。
著者等紹介
麻耶雄嵩[マヤユタカ]
1969年5月29日生まれ。三重県上野市(現・伊賀市)出身。三重県立上野高等学校、京都大学工学部卒業。在学中は推理小説研究会に所属。’91年『翼ある闇―メルカトル鮎最後の事件』でデビュー。2011年『隻眼の少女』にて第64回日本推理作家協会賞、第11回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
434
麻耶作品が月9でドラマ化される時代が来るとは…。という訳で読んでみた。軽めな短編集かと侮っていたが、思っていた以上にロジカルな犯人指摘が行われていて楽しめた。『むべ山風を』『幣もとりあへず』の2編が特に好き。貴族探偵を嵐の相葉クン、愛香を武井咲が演じるらしいので、『貴族探偵』よりコチラがメインの原作になるのだろうか。召し使い達を役者に脳内変換して読むと楽しい。それにしても、メイドの田中役が中山美穂って、私より上の世代にとっては物凄く贅沢なキャスティングだ。仲間由紀恵は玉村依子役か?久しぶりに月9に興味。2017/02/12
ダイ@2019.11.2~一時休止
106
貴族探偵その2。女探偵目線で読むとイヤミスになるけど面白かった。2013/11/11
藤月はな(灯れ松明の火)
70
ミステリーとしてはオーソドックス。しかし、ミステリーとしての探偵の役割が悪魔でも何もしない主役であり、推理は使用人が行う構図にミステリーの常識を覆す麻耶雄高氏の哄笑が聞こえてくるようにも感じる・・・・・。仮にも女性の探偵は出てくるのにその推理は的外れでお株は御前こと貴族探偵に持っていかれる。はっきり言うと、完全に探偵とされている人は添え物!ただし、使用人たちの怜悧なロジックで組まれた推理によって探偵は探偵で有り続ける。そして最後までこの本を壁に叩きつけずに読んできた人は最終話のオチに爆笑せざるを得ない。2014/04/10
sk4
70
「すべてをワトソンが面倒見てくれるっていう(笑)」 麻耶さんが『貴族探偵』で出版社のインタビューに答えた言葉です。 【神様探偵(『神様ゲーム』)】→【貴族探偵】という流れで、探偵のあり方について、京大卒の頭脳でずっと考え続けている麻耶さんの今の答え。 この本を読むと、前作を含めて貴族探偵の使用人たちは、ワトスンではないのだなあと思いました。 最終話に遊民についての微かな見解が述べられていましたが、まだ続きがあるような気がします。貴族探偵とは何者なのか? ヒマを持て余した・貴族たちの・あ・そ・び。2014/01/30
山田太郎
68
師匠の探偵が誰なのか気になってしょうがなかった。別なシリーズの誰かなのかと思ってしょうがない。しかし、わけわかんない作風の人ではある。2013/11/29
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