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安井かずみがいた時代

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087714876
  • NDC分類 911.66
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本の黄金時代を駆け抜けた女性・安井かずみ
「わたしの城下町」「危険なふたり」「よろしく哀愁」…。数々のヒット曲を手がけた作詞家・安井かずみの55年間の生涯は、戦後からバブル崩壊までを体現するかのように華やかでスキャンダラスだった。

内容説明

4000曲の詞を紡ぎ、時代を駆け抜けた作詞家・安井かずみ。林真理子、コシノジュンコ、金子國義、ムッシュかまやつ、吉田拓郎。20人余の証言から浮かび上がる、伝説の女の素顔。

目次

おしゃべりな真珠(林真理子)
わたしの城下町(平尾昌晃)
片想い(伊東ゆかり・中尾ミエ・園まり)
経験(コシノジュンコ)
古い日記(斉藤亢)
ラヴ・ラヴ・ラヴ(村井邦彦)
若いってすばらしい(稲葉賀惠)
草原の輝き(ムッシュかまやつ)
雪が降る(新田ジョージ)
危険なふたり(加瀬邦彦)〔ほか〕

著者等紹介

島崎今日子[シマザキキョウコ]
1954年11月、京都府生まれ。ジャーナリスト。ジェンダーをテーマに、ジャンルを超えた幅広い分野で執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

93
1970年代の音楽界を席捲した安井かずみは訳詞家、作詞家として生涯に4千曲もの歌を遺し、1994年3月17日、肺がんで永眠。最期を看取った夫の加藤和彦は2009年10月、軽井沢にて自死している。本の構成は、林真理子、平尾昌晃、コシノジュンコ、ムッシュかまやつ、大宅映子、玉村豊男、吉田拓郎ら20人余りがZUZUの愛称をもつ安井かずみとの交流を証言としてまとめたもの。その人物評が、みな一様ではない。彼らに共通するのは、「新しい文化を発信させて人を魅了するパワーと才能」を持った人である。著者が安井かずみは2014/07/09

Lara

47
安井かずみという名前は聞いたことがありましたが、一回り以上年配でした。無論面識もありませんが、一時期は同じ時代を生き、又芸能界、音楽界におられたことで、見聞きしていました。何だか「つっぱった」ような印象を受け、ファッションとか、流行の最先端を行く、恰好良い女性と思っていました。沢山の友人、知人の「安井かずみ」評が、彼女のいろいろを浮き彫りにしてくれて、楽しく読ませていただきました。2019/09/12

barabara

44
当時の日本のセレブリティの逸話でよく噂される安井かずみと加藤和彦夫妻。カリスマ性があって、センスがあって、意地悪なところがまるでなくて、贅沢で、庶民には想像もつかない豪奢な散財を1960年代からフル全開でやっていた人。妻が亡くなってからの加藤和彦のあっと言う間の再婚について、この本にでてくる殆どの人が悪く貶しているのには驚いた。加藤和彦も、伊丹十三や景山民夫も、お洒落でスノッブで文化人として憧れられていた人々が結局自死してしまうという幻のような人生…。2015/11/09

がいむ

35
おもしろかった。インタビューと資料とで時間をかけた検証。安井かずみは世代が少し上のせいか実はあまり印象がなかった。アーティスト同士のワーキングカップル(夫は加藤和彦)としてある時代の女性たちのあこがれ、ロールモデルだったのですね。華やかで自由な人のいろんな一面。後半に行くにつれ、人生の後半(55才は早すぎる!)に接点があった人や身近な人たちのインタビューになり哀しくなってくる。吉田拓郎の親しいからこその率直なことばがよかった。2014/03/16

ぐうぐう

34
1960年代半ば、作詞家として鮮烈に登場した安井かずみは、サンローランを着こなし、オープンカーを自ら運転、六本木の「キャンティ」で著名人と華やかに交流を深め、隣町に行くような感覚でパリに姿を現わす。そんな安井は、当時の女性達にとってのロールモデルとなった。しかし、加藤和彦との結婚を機に、安井のスタイルは一変する。家庭に入った安井の、加藤との結婚生活は、それでも女性の憧れとして映る。島崎今日子は、安井とゆかりのあった人物達にインタビューし、安井かずみという女性の実像に迫っていく。(つづく)2013/06/11

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