出版社内容情報
小さな私たちと大きな宇宙のものがたり
夜空の下で繰り広げられる、普通の人々のかけがえのない日々のドラマ。心にじんわり沁みる、優しく温かな一冊です。巻末に種子島ロケット打ち上げルポ、天文イベントカレンダーも収録。
内容説明
サービス残業の日々が続く会社員、子どもを保育園へ迎えに行く母親、放課後に先生とおしゃべりする高校生…。地球のあちこちで今日も繰り広げられる、何気ないけれどかけがえのない24編のドラマ。
目次
隕石
ロケット
流れ星
星はどうして生まれるの
星の名前
地球はひとつだけ?
勉強
宇宙を知る
おりひめとひこぼし
14番目の月〔ほか〕
著者等紹介
益田ミリ[マスダミリ]
1969年大阪府生まれ。漫画、小説、絵本など著書多数。2011年、絵本『はやくはやくっていわないで』(平澤一平氏との共著)で産経児童出版文化賞・産経新聞社賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しのぶ
66
星や宇宙に関するコミックエッセイ。シンプルな漫画に描かれる何気ない日常や会話。読むうちに壮大な宇宙や人生に対する感覚が研ぎ澄まされ豊かになる気がする。解説コラム付きで蘊蓄が増えました。種子島のロケット打ち上げを見に行きたくなる。2017/08/07
ぶんこ
60
ロケット打ち上げのコラムがあって、見に行きたいなと思っていたら、最後でミリさんが安藤さんと種子島に見に行ってました!帰りに安藤さんの天文台に行かれたようで、私もオリオン大星雲も見たいな。ミリさんの漫画はシミジミとした良さがありますが、今回は安藤さんのコラムが秀逸でした。とても分かり易い説明なので、興味津々。宇宙にラベンダーの香りがある!地球の生物が生きていくためには「ハビタルゾーン」という星との距離が必要だが、「グリーゼ581」という星に見つかったそうで、そこには地球人のような人類がいるのだろうか?2017/04/03
ゆか
45
毎日おと基礎を見ています。キーフレーズを繰り返し練習していると娘は笑って「シュール」といいます。使う日はないということなのか。そんな私にとって第11話宇宙旅行は印象的。英会話の本を夫が使う機会ないんじゃないと笑う。妻は民間人がお金を払えば宇宙に行けるというテレビを見て私は、入ってないと想像することすら忘れていたことに気がつく。日々の暮らしにいっぱいいっぱいで器を小さくしていたのは自分自身だった。新しい事をはじめたっていいじゃないか。と思うところがよかった。2016/06/17
災害大嫌い美少女・寺
45
益田ミリによる宇宙ネタの漫画の間に鹿児島県の薩摩川内市せんだい宇宙館の安藤和真の解説コラムが挟まる一冊。相変わらず益田ミリの漫画はあっさりしながら含蓄がある。各話の登場人物がシンクロするのも面白い。「逃げる時は振り返らなくていい」という名台詞が良い。宇宙ネタも面白く「宇宙は甘酸っぱい匂いがする(銀河系にラズベリーやパインみたいな成分がある)」「龍馬の写真を撮った上野彦馬は天体写真も手掛けていた」「水平線はたかだか5km先」「夜に出る虹はレインボーではなくムーンボー(笑)」というトリビアを頂いた。2015/03/21
しゅわ
42
【図書館】地球のあちこちで今日も繰り広げられる日常を描いたミリさんのマンガと、九州にある宇宙館にお勤め安藤さんのエッセイがコラボした異色の一冊。ちょっと登場人物が多くて混乱したけど、バラバラと思われていた物語が繋がってゆく構成が良かったです。エッセイは日々 宇宙の楽しさについて解説してらっしゃるせいかな?とてもわかりやすく…物理の点数の低さに挫折したけど…天文学者にあこがれたことがある身としては、大変興味深く読ませていただきました。巻末に種子島ロケット打ち上げルポ&天文イベントカレンダーが良かったです。2013/12/03
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- 和書
- 史譚貞心尼と柏崎騒動の夜