パリママの24時間―仕事・家族・自分

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  • サイズ B40判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087712575
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C0095

内容説明

パリのママも悩んでる。『パリの女は産んでいる』の著者が子持ちパリジェンヌ15人の日常をルポ。

目次

ソラヤ・アムルーン(42歳・市役所勤務)―夫と仕事を同時になくしてゼロから出発したシングルマザー
セシル・ジェラール(43歳・公証役場勤務)―双子出産でキャリア中断 必死の復職後に妊娠判明
パトリシア・ユマン(46歳・子供服ブランド主宰)―スモックのシェア、フランスナンバーワン 元小学校教員マダムのビジネス感覚
ディアーヌ・スパッツィレール(36歳・電力会社広報室長)―必要なのはコーディネート力 家事・育児は外注メイン
エレーヌ・エルカイム(40歳・薬剤師)―子どもに寂しい思いはさせたくない 仕事と子育てはベストバランスで
ソフィー・ミシェンテフ(42歳・雑誌副編集長)―年齢の差も国境も越えた愛が自立した母を中心に作る家庭
カリーヌ・ロザックムール(34歳・運送会社事業部長)―トラック野郎をたばねステップ・ファミリーを成功させる女の魅力
ソーニャ・コルネイチュク(仮名・44歳・ベビーシッター)―息子との時間を失いたくなくて専業ベビーシッターになったウクライナ人ママ
エレーヌ・ミダヴェーヌ(52歳・情報エンジニア)―一人で育てる覚悟で子どもを産んだ理系エリート女性
シルヴィー・ルメール(37歳・集合住宅管理人)―住人の心優しき助っ人は今日も一日大忙し〔ほか〕

著者等紹介

中島さおり[ナカジマサオリ]
翻訳家・エッセイスト。学習院大学人文研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。87年にフランス留学。パリ第三大学比較文学科博士準備課程修了。現在はパリ近郊で、フランス人の夫、二子と暮らす。06年『パリの女は産んでいる』(ポプラ社)で、第54回日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

321
『パリの女は産んでいる』に続いて、パリの女性たち15人へのインタビュー(今回は続編でママたち)に基づいて構成されたルポルタージュ。全体では高学歴で高キャリアの女性たちが多い印象だが、中島さおり氏もそれを気にして、ウクライナからやって来て子自身も子育てをしながらベビーシッターとして働く女性も入れている。フランスでは子どものいる女性も働くのが普通であり、ここに登場する人たちも全員が仕事を持っている。また、シングルマザーもごく一般的で、けっしてマイノリティではない。彼女たちはママだけれど、子どもに従属する⇒2022/09/27

時任ウロ

4
外国、特にヨーロッパって日本より環境がいいイメージだけれど、思っていたより日本と変わらない。それよりも感覚の違いに驚いた。日本の母乳神話はすごいが、パリではミルクでも全然平気なようだし、子どもも健康に育っている。パワフルなママたちの話を読んで元気をもらいました。2014/03/07

バーベナ

3
母はこうでなければ、こうであって欲しい、という呪縛をとっぱらって、言いたいことがはっきり言えるだけでも、ストレスが少ないのではないかしら。風通しは良いほうがいい。2018/03/18

みこれっと

2
ルポとしては前に読んだ「フランス女性の24時間」の方が突っ込んだ内容だけど(情報は古いが・・・)、おおまかに現代フランス女性の母親像がわかる。これを読むと日本の母親に対する過剰な役割(ちょっと多すぎると思う)が浮き彫りになるけど、そう簡単には変わらないだろうな。なのでちょっと羨ましい気も。母親業とキャリアに葛藤はあまり変わらないかな。でも優秀な女性が社会に出ないのは国家の損失と思う。そういった女性が活躍出来る社会が早くくれば良いなあ。2016/05/25

Ruka Takahashi

2
フランスには、日本みたいに、母親であるなら〜すべき、っていう脅迫めいたことがあるのかどうかはわからないけれど、あったとしても、なかったとしても、パリのママは良い加減で肩の力が抜けてるな〜と感じました。2014/10/10

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