雨宮処凛の闘争ダイアリー

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087712193
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C0095

内容説明

働く貧困層の“ジャンヌ・ダルク”として―雨宮処凛が「金持ち」とか「エラい人」にケンカを売りまくった1年の活動報告。次々に事態が「動く」のを現場リポート。

目次

07年3月21日マガジン9条参上、の巻
07年4月4日インド・IT都市の映画祭、の巻
07年4月11日都知事選終了、の巻
07年4月18日「自由と生存のメーデー07プレカリアートの反攻」、の巻
07年4月25日高円寺一揆!!、の巻
07年5月9日「自由と生存のメーデー07」、大大大成功!!!、の巻
07年5月16日「憲法」と「平和」、の巻
07年5月23日五月病か、五月革命か。福岡で「生きさせろ!」と叫ぶ、の巻
07年5月30日「右翼」と「左翼」、の巻
07年6月6日『遭難フリーター』、の巻〔ほか〕

著者等紹介

雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年北海道生まれ。21歳のとき、右翼団体に入会。愛国パンクバンド「維新赤誠塾」でボーカルとして活動。99年、右翼団体を脱会、同年、ドキュメンタリー映画『新しい神様』主演(土屋豊監督)。00年、自伝『生き地獄天国』(00年太田出版、07年ちくま文庫)でデビュー。現在は生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いろは

19
阪神淡路大震災、オウム事件、戦後50年、そして、就職氷河期。そんな社会問題を経験した、いわゆる社会的弱者の味方による、2007年7月4日から2008年2月27日までの日記調記録。そして、巻末には森永卓郎との対談。『あと月収10万ぐらいの人は、だいたい実家で暮らしていますね。だから、一応寝るところと食べるものはある、みたいな。親が生きている間はまだいいけど、お父さんが死んだり、働けなくなったら、自分も寿命っていう人、けっこういますね。』これ、丸々私のことです。でも、結構「今」は幸せです。この幸せを、ずっと。2018/08/08

xtc1961ymo

8
プレカリアートの救世主である処凛さんの活動の記録。私も大学辞めてからはしばらく病院通いでそうしながらフリーターをしていたし、派遣会社で、データ装備費も取られましたよ、今でも収入は多くないので、興味深く読みました。自己責任と言って弱者を切り捨てて、見殺しにする世の中はやはりおかしいし、近年ますます、異物排除のむくつけき傾向が加速していると感じます。余裕がなく、ぎすぎすした今の日本、本当に恥ずかしいと思います。これからも貧困については考えていきたいです。2013/12/07

ごへいもち

3
面白かったし、こんなに元気で優しい人って稀有の存在だと思う2008/10/25

yori

2
★★★★☆ 今の雇用システムには確かに問題があり、それは改善すべきだと思う。一方で、企業にその余力があるのだろうか?という疑問も残る。全ての労働者に正規雇用並みの賃金や保証などを提供する事が可能なのか?待遇を良くしろ!という活動は分かる。が、更に一歩進んで具体的にどうしたら問題が解決していくのかの提示もして欲しい。デモ参加者が国や経営者側の立場だったらどういう対策を打つのか?その対策を行っても破綻しないのか?もっと新しいシステムが必要なのか?国や大企業に任せきりで無いような。。2011/07/07

シュウ

1
何も持たない者達でも力を合わせれば大きなうねりになって世の中に何かを起こせるかもしれない。自分も最底辺に生きる一人として雨宮さんらの活動に勇気を貰えるし、その活動の力になりたいと思います。 巻末のモリタクとの対談は俺みたいな馬鹿にも分かりやすい解説で読み応えがありました。モリタク、今までキモいオタクだと思っててごめんね。2013/01/28

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