Matt

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087711646
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

日本から移住してはや5年。父と二人、オーストラリアに暮らす安藤真人は、現地の名門校、ワトソン・カレッジの10年生(16歳)になった。
Matt(マット・A)として学校に馴染み、演劇に打ち込み、言語の壁も異文化での混乱も、乗り越えられるように思えた。そこに、同じMattを名乗る転校生、マシュー・ウッドフォード(マット・W)がやってくる。
転校生のマット・Wは、ことあるごとに真人を挑発し、憎しみをぶつけてくる。
「人殺し! おれのじいさん、ジャップに人生台無しにされたんだ! 」。
第二次世界大戦、日本とオーストラリアの、負の歴史。
目をそむけてはならない事実に、真人――マット・A――は、自らの“アイデンティティ"と向き合う。

【著者略歴】
岩城けい(いわき・けい)
大阪府生まれ。2013年『さようなら、オレンジ』で第29回太宰治賞を受賞しデビュー。14年、同作で第8回大江健三郎賞を受賞。15年に刊行した『Masato』で17年、第32回坪田譲治文学賞を受賞。その他の著書に『ジャパン・トリップ』がある。

岩城 けい[イワキケイ]
著・文・その他

内容説明

少年たちの心を切り裂き、また、成長へと導くものとは。世界の広さを痛感させる青春小説。オーストラリアに移住してはや5年。安藤真人は、現地の名門校、ワトソン・カレッジの10年生になっていた。Matt(マット・A)として学校に馴染み、演劇に打ち込み、言語の壁も異文化での混乱も、乗り越えられるように思えた。しかし、同じMattを名乗る転校生、マシュー・ウッドフォード(マット・W)がやってきたことで、真人―マット・A―は、自らの“アイデンティテイ”と向き合うことになる。

著者等紹介

岩城けい[イワキケイ]
大阪府生まれ。2013年に「さようなら、オレンジ」で太宰治賞を受賞しデビュー。14年、同作で大江健三郎賞を受賞。17年、『Masato』で第32回坪田譲治文学賞を受賞。在豪25年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なゆ

96
『Masato』では、異言語と異文化に苦しみながらもようやく自分の居場所を見つけて、父とふたりオーストラリアに残ったんだっけ。そんな真人が17歳になりみんなからMattと呼ばれ、彼女もできて順調に馴染んでいたはずだったが…。転入生のMatt.Wの、日本人ということだけで憎悪むきだしの態度に、次第に苦しむように。ましてや父親との関係もサイアク。この表紙の感じだと、2人のMattは最終的には…って思ってたのに、そううまくはいかないのが、リアルかも。歴史が絡む難しさなのか、はたまた素直になれない年頃のせいか。2018/11/18

モルク

95
オーストリアに移住して5年経ち17歳になったマットこと安藤真人。名門校に学び友人たちと楽しい日々を送っていたが、もう一人のマットが転校生としてやって来る。祖父から第二次大戦中の日本人の行為を聞いていたマットWは日本人を、そしてマットAを毛嫌いし蔑んだ。そこからマット(A)は自らのアイデンティティーと向き合うようになり人種、血、歴史を考え疎外感をもち悩む。日本に住んでいる限り実感はないが外国に住む(観光客ではなく)とその思いは強いだろう。そう、戦争から何年経過しようがそれが現実なのだ。2019/02/01

ゆみねこ

83
12才の時にオーストラリアに残る決断をしたMasatoのその後。Mattとして名門校で学校に馴染み、言語や異文化の壁を乗り越えたかと思ったら。模索する自らのアイデンティティ。人種・歴史・家族、Mattの成長譚。2018/10/28

Ikutan

79
『Masato』の続編。あの小学生だったマサトが17歳に。自分で選んだ道だけど、そこには、たくさんの困難が待っていた。異国で暮らすということ。歴史。文化。差別。個人の力では乗り越えられない大きな壁。おまけに、一緒に現地に残った父親がダメダメで全く頼りにならない。17歳でこれは相当キツイ。悩み苦しみながら、それでも逞しく成長していく彼が眩しい。キャンベル先生の言葉が心に響いた。恋愛に悩やんだり友情を深めたり。これはどこの国でも同じですね。一方日本とはまた違う学校生活の様子は興味深かった。2019/01/10

takaC

75
やっぱり、お父さんがダメ男だろう。と思った。2018/11/02

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