出版社内容情報
日本から移住してはや5年。父と二人、オーストラリアに暮らす安藤真人は、現地の名門校、ワトソン・カレッジの10年生(16歳)になった。
Matt(マット・A)として学校に馴染み、演劇に打ち込み、言語の壁も異文化での混乱も、乗り越えられるように思えた。そこに、同じMattを名乗る転校生、マシュー・ウッドフォード(マット・W)がやってくる。
転校生のマット・Wは、ことあるごとに真人を挑発し、憎しみをぶつけてくる。
「人殺し! おれのじいさん、ジャップに人生台無しにされたんだ! 」。
第二次世界大戦、日本とオーストラリアの、負の歴史。
目をそむけてはならない事実に、真人――マット・A――は、自らの“アイデンティティ"と向き合う。
【著者略歴】
岩城けい(いわき・けい)
大阪府生まれ。2013年『さようなら、オレンジ』で第29回太宰治賞を受賞しデビュー。14年、同作で第8回大江健三郎賞を受賞。15年に刊行した『Masato』で17年、第32回坪田譲治文学賞を受賞。その他の著書に『ジャパン・トリップ』がある。
岩城 けい[イワキケイ]
著・文・その他
内容説明
少年たちの心を切り裂き、また、成長へと導くものとは。世界の広さを痛感させる青春小説。オーストラリアに移住してはや5年。安藤真人は、現地の名門校、ワトソン・カレッジの10年生になっていた。Matt(マット・A)として学校に馴染み、演劇に打ち込み、言語の壁も異文化での混乱も、乗り越えられるように思えた。しかし、同じMattを名乗る転校生、マシュー・ウッドフォード(マット・W)がやってきたことで、真人―マット・A―は、自らの“アイデンティテイ”と向き合うことになる。
著者等紹介
岩城けい[イワキケイ]
大阪府生まれ。2013年に「さようなら、オレンジ」で太宰治賞を受賞しデビュー。14年、同作で大江健三郎賞を受賞。17年、『Masato』で第32回坪田譲治文学賞を受賞。在豪25年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takaC
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