出版社内容情報
出頭という言葉を聞くと、芹沢はあの出来事を思い出す。刑務官が押さなければならない、死刑執行の3つのボタン──「ラストストロー」。家族にまつわる七編の短編を通して、人生の機微をうがつ。
長岡 弘樹[ナガオカヒロキ]
内容説明
誰かに思われることで起きてしまう犯罪。誰かを思うことで救える罪。親しい人を思う感情にこそ、犯罪の“盲点”はある。七つの短編を通して、人生の機微を穿つ、ミステリの新機軸。
著者等紹介
長岡弘樹[ナガオカヒロキ]
1969年山形県生まれ。筑波大学卒業。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第1位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
268
長岡弘樹は、新作中心に読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れてようやく読めました。血縁に纏わるイヤミス的短編集、一気読みしました。オススメは中編のボリュームのある表題作『血縁』です。姉妹間のドロドロとした確執は大変恐ろしいかも知れません。2017/07/04
しんたろー
241
長岡さん9冊目。『傍聞き』『教場』で筆力の高さに驚いて ファンになって以来、物足りなく感じた作品が多いのも正直ところ……今回の7つの短編集は当たりだった♪切れ味鋭い ミステリに、丁度良い塩梅の情感が味付けされている。人生 の皮肉な巡り合わせ、人間の闇や優しさを上手に絡めている のがニクイ。一語一行でも見逃すと動機や理屈が判り難く なるので両刃の剣だが、研ぎ澄まされた文章は緊張感を産んで、本作には効果的だった。特に『文字盤』『オンブタイ』『ラストストロー』3作が好みで、今後も期待したい作家さんだと思う。2017/07/25
おしゃべりメガネ
208
相変わらずお見事!としか言い様のない長岡さんの短編集です。長編をかきあげることももちろん素晴らしい才能だと思いますが、限られた頁数の中にこれほどまで読み手をひきつける作者さんの筆力、ホントにハンパないです。短編の名手は数多くいらっしゃるかと思いますが、やはり長岡さんのキレ味は他の追随を許さず、まったく寄せ付けない感じがします。ミステリーが軸になってますが、ある意味ホラー要素の強い作品もあり、幅広い読者層に楽しんでもらえるのではないかなと。読み進めていくうちにジワジワとくる'重さ'にすっかりハマります。2017/05/20
takaC
167
最終話を除いて全話「血縁」縛り。発表は数年に渡っているけど元からこの一冊にまとめるつもだったんだろうか。だとするとずいぶん長期構想なのね。2017/07/15
ダイ@2019.11.2~一時休止
165
短編集。チョット強引な感じがするものもありますが長岡さんはこういう短編集の方が好みなんでイイ感じです。2017/04/10




