汽笛、聞こえる

個数:
電子版価格
¥1,870
  • 電子版あり

汽笛、聞こえる

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2026年11月09日 06時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087700626
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

辛い過去を抱え故郷を去り、奉公先である新潟静修学校に辿り着いたナカ。尋常小学校を出た後、家庭の事情などで進学を諦めた人たちのために開かれた私塾だが、幼い弟妹を働く親に代わって世話する生徒が多かった。そんな生徒たちのために子守をするのがナカの仕事だった。自らの過去を重ね合わせ、次第に子供たちと打ち解け、存在意義を見つけていく。やがて生徒以外にも子を預ける親が増え、校長の赤澤鍾美は託児所を「付設子守室」とした。しかし、幼稚園として独立しなければ違法だと官吏から忠告を受ける。それには学費を上げなければ続けることが出来ず、本当の意味でここにいる者たちを救うことにはならない。苦渋の決断を迫られたナカと鍾美がとった策とは――。
日本で最初の保育施設、現・赤沢保育園誕生の軌跡を描いた物語。

【著者略歴】
佐藤雫(さとう・しずく)
1988年、香川県生まれ。2019年「言の葉は、残りて」(「海の匂い」改題)で第32回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。著書に『さざなみの彼方』『白蕾記』『花散るまえに』『行成想歌』『残光そこにありて』がある。



【目次】

内容説明

萬代橋のたもとの船着場にひとり降り立ったナカ。辛い過去を抱え故郷を去り、奉公先である新潟静修学校に辿り着く。尋常小学校を出た後、家庭の事情などで進学を諦めた人たちのために開かれた私塾だが、幼い弟妹を働く親に代わって世話する生徒が多かった。そんな生徒たちのために子守をするのがナカの仕事だった。自らの過去を重ね合わせ、次第に子供たちと打ち解け、存在意義を見つけていく。やがて生徒の弟妹以外にも子を預ける親が増え、校長の赤澤鍾美は託児所を「付設子守室」とした。しかし、幼稚園として独立しなければ違法だと官吏から警告を受ける。それには学費を上げなければ続けることが出来ず、本当の意味でここにいる者たちを救うことにはならない。苦渋の決断を迫られたナカと鍾美がとった策とは―。日本で最初の保育施設、現・赤沢保育園誕生の軌跡を描いた物語。

著者等紹介

佐藤雫[サトウシズク]
1988年、香川県生まれ。2019年「言の葉は、残りて」(「海の匂い」改題)で第三十二回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

101
日本で最初の保育施設と言われる新潟の守孤扶独幼稚児保護会(現・赤沢保育園)の物語。小説だから創作の要素が大きいとは思うが、明治23年に幼児たちの預かり保育を始めた赤沢鍾美・ナカ夫妻の苦労は、史実に即しているのだろう。そもそも、当時の小学校では、教室の中に幼い弟や妹を背負った生徒が何人もいたという。だから、赤沢は、付設子守室を創設し、それが保育所に発展する。偏屈でひねくれ者だけれど、根はとてもやさしい赤沢鍾美さん。「白蕾記」の緒方洪庵夫妻、そしてこの赤沢鍾美夫妻と、佐藤雫さんが描く夫婦は、とても素敵だ。2026/09/02

となりのトウシロウ

69
事情で学業を断念せざるを得なかった子ども達向けの私塾新潟静修学校に通う生徒達が背に負う弟妹達を預かることをきっかけに近隣の働く親の求めに応じて子どもも預かる守孤扶独幼稚児保護会のお話。日本で最初の保育園として現在もある赤沢園をモデルになっていると知る。自らが離婚で幼い我が子から離れざるを得なかったナカ視点で描かれる。「徳は孤ならず、必ず隣あり」偽善ではなく真の慈善を地でいく赤沢夫婦。親の勝手で子どもを預けるのではなく止むに止まれぬ事情がある。そうした子ども達を社会で育てるという考えに共感する。感動作。2026/10/25

ゆみねこ

66
明治の世に家庭の事情で進学を諦めた人たちのために開かれた私塾。通ってくる生徒たちは親に代わって幼い弟妹を世話するものが多く、その子らを世話し、やがて働く親たちが子どもを預けるようになる。赤澤鍾美とナカ夫妻が開いた日本で最初の保育施設「赤沢保育園」の軌跡を描いた物語。良く知っている地名が出てきて場所を想像しながら楽しめた。2026/09/22

おつぼねー

60
明治の中頃、親の事情で生徒は弟妹たちの子守りをしなければいけなかった。そのせいで学べなかったと思って欲しくない…と私財を投じて日本で最初の保育施設を作った人の史実に沿った物語。他人の子供を預かることは重い責任がある中で、その信念は敬服に値する。ジワッと感動。2026/09/30

信兵衛

25
無料で大勢の子どもたちを預かっていたなんて、偏屈な処のある人物ではないとできることではないですよね。 そんな鍾美に従うナカの優しさ、呑気さが楽しく感じられます。 何よりも心に感じるのは、登場する人たちの善性。まさに善性に満ち溢れた物語というに相応しく、深く魅了されます。 読後感はすこぶる良く、素敵。こうした作品を多く読めたら、楽しいなぁ。2026/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23470049
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品