ノー・ファンタジー

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ノー・ファンタジー

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087700558
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人はファンタジーがないと生きていけない。
会社を売った男、離婚歴のあるシングルマザー、AIスタートアップの出口を見つめる男、FXで生活する元証券マン、都市伝説の買取屋、婚約者が送ってきた座標を追う男、血の繋がらない父になろうとする小説家――。
清潔に、合理的に、機械的に、正しく整えられていく世界で、それでも人間の内側には、幻影、共感、リスク、下品さ、毒、そして物語が残り続ける。現実を直視しようとする者たちは、現実だけでは生きられないことに触れていく。
中心のない時代の東京を起点に、彷徨う孤独な男女と、たしかな救いを描いた傑作。

【著者略歴】
上田岳弘(うえだ・たかひろ)
1979年兵庫県生まれ。2013年「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞しデビュー。15年「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞、18年『塔と重力』で第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞、19年「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞、22年「旅のない」で第46回川端康成文学賞、24年『最愛の』で第30回島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に『異郷の友人』『キュー』『引力の欠落』『K+ICO』『多頭獣の話』『関係のないこと』などがある。



【目次】

内容説明

人はファンタジーがないと生きていけない―。清潔に、合理的に、機械的に、正しく整えられていく世界で、なお消え残る幻影。中心のない時代の東京を起点に、彷徨う孤独な男女と、たしかな救いを描いた傑作。

著者等紹介

上田岳弘[ウエダタカヒロ]
1979年兵庫県生まれ。2013年「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞しデビュー。15年「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞、18年『塔と重力』で第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞、19年「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞、22年「旅のない」で第46回川端康成文学賞、24年『最愛の』で第30回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

148
上田 岳弘は、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、男女のファンタジー短編集、オススメは表題作「ノー・ファンタジー」&「マンサ・ムーサ」です。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-770055-8 【読メエロ部】2026/09/03

ケンイチミズバ

61
ブラを外していい?とかパンティを脱がせていい?とか最中に同意を得る性的同意と、こんな自分は生きてていいのかと納得が必要な生的同意があるようだ。誰かを喜ばせなくても、優れていなくても、出口(投資家へのリターン)が明示できなくてもと悩みを抱える男はロビーで待っている。人間らしさと呼べばいいのだろう。シングルマザーの彼女は出張からの帰国日を一日ずらして娘と母親に伝えている。仕事の顔から一人の女に。男と知的な会話をする時間も行為も必要なファンタジー。余韻に浸る男を置いて彼女が切り替わる一瞬の表現が都会的で上手い。2026/08/13

いちろく

20
2025年以降に雑誌掲載された短篇をまとめた一冊。ご自身が影響を受けたことを公言されているからか? 色々な媒体で著者名をみかけると、とある大物作家の作品を想起させる記事を読む機会がある。たしかに本書は本好きの一人の目からみても、言われていることが納得出来る部分もあった。一方で経済のネタなどをはじめ著者独自のモノを感じるし、似ているという評をみた上でも不愉快に感じることはなかった。それだけ上田岳弘氏の世界観で紡がれているのだと思う。2026/09/15

練りようかん

15
六編収録。かつて起業した会社がうまくいってた男、いつからか同意を得ることが癖になっている男、純粋な下品さに郷愁めいた感慨を覚える男などが短編の主人公で、一編目の表題作では“人生の幻影性”というフレーズが出てくるのだが、五編目「トキシック・フライデー」のインセルで閃きのように男性性の幻影という言葉に変換したのが印象的。相手側の女性は絶望や諦念を滲ませ、消滅しないことを明確に意識しているのがわかって複雑。面白かったのは「マンサ・ムーサ」で、男と男の話の方が好きだなと感じた。また初出とは違う配置も良かった。2026/08/26

たっきー

11
6編収録。「ノーファンタジー・ノーライフ」というところなんだろうけれど、男性にとってのファンタジーかなという内容である気がして、あまり私の好みではなかった。2026/09/11

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