ギアをあげて、風を鳴らして

個数:
電子版価格
¥1,870
  • 電子版あり

ギアをあげて、風を鳴らして

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2026年07月22日 22時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087700428
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

第38回小説すばる新人賞受賞作。
小学四年生の吉沢癒知は、宗教団体「荻堂創流会」の近畿支部で「降り子(=創父の生まれ変わり)」として信徒から崇拝されていた。幹部の母からは、神聖な身体を持つ者として食事や他者との触れ合いを厳しく制限されていたが、自分に寄せられる信徒の信仰心や日々の「儀式」に抵抗をおぼえはじめていた。そんな癒知の前に現れたのは、家庭の事情で何度も転校を経験している渡来クミ。引越し当初、近所を散策中に見かけた「めっちゃきれかった」癒知に興味深々。ある日、学校のトイレで遭遇したことをきっかけに、ふたりは距離を縮めていく。そして繋がりを持ったのは癒知とクミだけでなく、母親同士も親交を深めるようになり……。

【著者略歴】
平石さなぎ(ひらいし・さなぎ)
1997年京都府生まれ。大阪府在住。本作で第38回小説すばる新人賞を受賞。



【目次】

内容説明

小学4年生の吉沢癒知は、宗教団体「荻堂創流会」の近畿支部で「降り子(=創父の生まれ変わり)」として信徒から崇拝されていた。神聖な身体を持つ者として、食事や他者との触れ合いを厳しく制限されていたが、自分に寄せられる信仰心や日々の「儀式」に抵抗をおぼえはじめていた。そんな癒知の前に現れたのは、家庭の事情で何度も転校を繰り返している渡来クミ。引っ越し当初、近所を散策中に見かけた「めっちゃきれかった」癒知に興味津々。ある日、トイレで遭遇したことをきっかけに、ふたりは距離を縮めていく。そして繋がりを持ったのは癒知とクミだけでなく、母親同士も親交を深めるようになり…。第38回小説すばる新人賞受賞作。

著者等紹介

平石さなぎ[ヒライシサナギ]
1997年京都府生まれ。本作で第三八回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

69
【2026-64/図書館本-49】第38回小説すばる新人賞受賞作。初読みの作家さん。表紙とタイトルから爽やかな物語を想像していたが、意外にも重厚な内容だった。新興宗教の「教祖の生まれ変わり」とされた癒知と、親の都合で転校を繰り返すクミ。大人に行動を制限され、抗えない孤独を抱えた小学4年生の二人の友情物語だ。終盤、彼女たちが起こした思い切った行動に、名作映画『テルマ&ルイーズ』のシーンが頭をよぎる。ラストにかけて鮮烈な疾走感が駆け抜ける、非常に読後感の高い一冊。二人の未来に幸あれ!★★★★2026/05/10

えんちゃん

68
すばる新人賞受賞作。やっぱりすばるとは相性良い。好きなお話だった。新興宗教のアイコンにされた宗教二世の癒知。父の転勤で転校ばかりのクミ。小四に出会ったふたりの少女の友情物語。これぞ青春シスターフッド!と思ったら、帯も同じこと書いてあるみたいでなんだか嬉しい。大人の世界に都合良くがんじがらめにされながらも、自分たちの頭で考えて行動したふたりに胸が熱くなる。もー、母親たちしっかりしてよ。ギアをあげて、風を鳴らして、自転車を漕ぐ今この瞬間は、間違いなく幸福だよね。ふたりの一生の宝物。2026/04/23

tetsubun1000mg

41
小説すばる新人賞受賞作でデビュー作だそうだが、知ったのは定期購読する本の雑誌5月号「北上次郎ならこれ推すね」コーナー。 書評家の藤田香織さんが北上次郎氏ならきっと涙して推薦するのではと紹介。 小学4年生の二人の少女の出会いと友情の物語なのだが、転勤族の娘と新興宗教を継ぐ役を求められた娘の設定が秀逸。 二人の会話や自転車の乗り方を教えたりとするストーリー展開もうまい。 二人で自転車に乗って逃げ切ろうとするラストもスピード感があって良いのだが、終盤で文章がゴタゴタしたのが少々残念。 でも次作が出たら読みたい。2026/04/23

chiaki

32
宗教団体「荻堂創流会」の最高位で、創父の化身"降り子"として、幸福を求める信者たちに今日も今日とて務めを果たす小4の癒知。しかし、転校生クミとの出会いで閉ざされた癒知の世界が揺らぎ始める。生まれながらにして与えられている宗教2世としての運命が重く、癒知が抱く違和と、教戒ゆえの葛藤に胸が締め付けられる。クミの母親の行動からも、盲目にさせてしまう宗教の怖さが浮かび上がる。運命を選ぶ自由を持てない子どもたちは、いつも大人の犠牲者だ。2人の精一杯の大人への抵抗は、かすかな希望があり頼もしくも、切なさが残る。良書。2026/06/27

harumi

31
表紙の絵とタイトルにたがわず疾走感溢れるお話でしたが、いわゆる宗教2世問題を扱っているのでかなり重いです。読みながらついつい現実的な解決策に頭が向いてしまって、これは明らかに児童虐待なのだから児相や警察が手を差し伸べないといけないが実際にはどうなっているのだろうかと考え込んでしまいました。親の庇護なくして生きて行けない子どもたちの立場を思うと辛くなります。2026/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23120661
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品