メソポタミアのボート三人男

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メソポタミアのボート三人男

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  • サイズ 46判/ページ数 404p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087700398
  • NDC分類 292.66
  • Cコード C0095

出版社内容情報

川旅は土地のいちばん低いところを行く――。
トルコ東部のティグリス=ユーフラテス川上流域をボートで下る辺境作家(高野秀行)と探検家(山田高司)。彼らの行く手には予想もしない出来事や人々が立ち塞がる。そして第三の男の正体は?
自然と文明、名言とぼやき、危機と笑いが交錯する前代未聞の川旅ノンフィクション。『イラク水滸伝』のB面的側面を、たくさんの写真とイラストでお送りします。
■目次
プロローグ トリアーナの舟
第一章 川の源はトラブルの源
1-1ユーフラテス川源流はゲリラの拠点
1-2衝撃の出発
1-3妖精一家のマネージャー
1-4メン・イン・ブラックの惨劇
1-5トルコし苦労の村
第二章 不条理な人生、理不尽な旅
2-1ムシュで虫になる
2-2ハンマームでエビになる
2-3橋の下をたくさんの水が流れた
第三章 世界でいちばん美しい川
3-1知られざるトルコ最大の「秘境」へ
3-2多次元宇宙ダルスィム
3-3奇跡の聖地ムンズル
3-4大きくなった妖精たち
第四章 アレヴィーの聖なる楽器サズ
4-1「趣味」を調べることなかれ
4-2幻のサズ奏者を探せ!
4-3サズとアレヴィーとコミュニスト
第五章 川と歴史は遡るべし!
5-1非常識なほどの紆余曲折
5-2人類の歴史を塗り替える遺跡
5-3ディープグルメ vs ディープヒストリアン
5-4火と水の都ディヤルバクル
第六章 ティグリス川 世界最後の舟旅
6-1超巨大ダム湖に沈む川
6-2川の番人「バクチ」
6-3濁川芭蕉も涙する夕べかな
6-4大峡谷の探検
第七章 異世界のメソポタミア
7-1「江戸ポタミア」の舟旅
7-2十条のメソポタミア
7-3真逆のクルディスタン
第八章 帰ってきたボート三人男
8-1鳥の目、虫の目、タヌキの屁
8-2王様の川下り
8-3ソウルフードをめぐるささやかな体験
8-4ロストロストロスト

【著者プロフィール】
高野秀行(たかの・ひでゆき)
一九六六年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。
早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。〇五年『ワセダ三畳青春記』で第一回酒飲み書店員大賞、一三年に『謎の独立国家ソマリランド』で第三五回講談社ノンフィクション賞、一四年同作で梅棹忠夫・山と探検文学賞、二四年山田高司とのチームで「イラクの巨大湿地帯(アフワール)探検」により、2023植村直己冒険賞、同年『イラク水滸伝』で第三四回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。


【目次】

内容説明

トルコ東部のティグリス=ユーフラテス川。上流域をボートで下る辺境作家と探検家。彼らの行く手には予想もしない出来事や人々が立ち塞がる。そして第三の男の正体は?自然と文明、名言とぼやき、危機と笑いが交錯する前代未聞の川旅ノンフィクション。

目次

第一章 川の源はトラブルの源
第二章 不条理な人生、理不尽な旅
第三章 世界でいちばん美しい川
第四章 アレヴィーの聖なる楽器サズ
第五章 川と歴史は遡るべし!
第六章 ティグリス川 世界最後の舟旅
第七章 異世界のメソポタミア
第八章 帰ってきたボート三人男

著者等紹介

高野秀行[タカノヒデユキ]
1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。05年『ワセダ三畳青春記』で第一回酒飲み書店員大賞、13年に『謎の独立国家ソマリランド』で第三五回講談社ノンフィクション賞、三五回講談社ノンフィクション賞、14年同作で第三回梅棹忠夫・山と探検文学賞、24年山田高司とのチームで「イラクの巨大湿地帯(アフワール)探検」により、2023植村直己冒険賞、同年『イラク水滸伝』で第三四回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。26年より国立民族学博物館特別客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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キャリー

5
高野さんの新刊。ネット上で連載されてたのは知ってたけどサイトの仕様か私の環境か、読みかけでページを離れると毎度ページ一番上に戻されてるので「もう…本になるの待とう…」となって読んでなかったやつ。「イラク水滸伝」の姉妹版とでもいうのか、時系列的にはあの本と挟まり合ってる様子。あちらに出てくる山田隊長も出てきて嬉しい。山田隊長の知識のおかげで話が地形の成り立ちにまで遡るのがなんだかブラタモリのようで面白い。タイトルの元ネタ「ボートの三人男」は読んだことないけどいつか読んでみたいな。2026/07/03

V8おじさんと空飛ぶコロッケ

4
高野秀行さんの新刊。今回も面白い。 川下り、楽しい。チーズ、オリーブ、ナン、うまそう。地球に残された最後の桃源郷をボートで行く。人間に汚染されようと悠久の自然は営みを続け、なんと穏やかで美しいことか!と思いきや、高野さんなので、そこかしこでトラブルが。クルドの人が多く住んでいる地域だから、自然とクルド文化への言及が多く、また一筋縄ではいかない歴史についても解説がある。特に隊長の目線で語られる地理・自然のダイナミクスさと、資本主義に翻弄される人々の対比にうならされる。またしても知らない世界を見せてもらった。2026/06/30

えり

3
いつも知らない世界を教えてくれる高野さん。今回も面白かった。相変わらず普通の旅行記では決して見られない、へんてこな場所に赴き、へんてこなことをしている。チグリス・ユーフラテス川を子供用ゴムボートみたいなボートで下るっておかしいでしょ。絵心があり、自然環境に対する知識豊富な山田隊長にお会いしたくなった。2026/07/10

オングルとう

1
私の中では川旅といえば野田知佑氏であり、「ユーコン漂流」で書かれていた大自然の魅力や現地人との交流など瞑想的な川旅を想像するのだけど、高野秀行氏の川旅は全然違う(自然も交流もあるにはあるんだけど)。本書は川旅のプロである山田隊長とクルディスタン地域の川旅。メソポタミア文明の基礎知識とクルディスタン地域のリアル、著者と隊長の掛け合い、旅先でのトラブルが魅力的な本。「江戸ポタミア」や「ロストロストロスト」など印象深いワードが隊長の口から繰り出される。2026/07/07

dokuni_san

1
今回も、見たことも聞いたこともない旅に連れて行ってくれてありがとうございます。ただの冒険野郎ではなくて教養が底辺にあるから面白いんだろうなあと感じた。 あんなにきれいな川での川下りはやってみたいなあ 。山田隊長のイラストがまた良いのです。ギョベクリテペについて直前に読んだ本でも触れられてて、なかなか面白い偶然。旅に誘われますね……2026/07/05

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