分裂蜂起

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087700343
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【改変歴史警察小説三部作、堂々の完結!】

日露戦争終結から12年経った大正6年。
敗戦した日本は外交権と軍事権を失い、ロシア軍の駐屯を許していた。
11月、ロシアで過激派が蜂起し、臨時政府から政権を奪取したとの情報が入る。
一方、警視庁の新堂は水死体の引き揚げ現場に遭遇し、牛込署の中西と事件の捜査を始めた。
ロシアで勃発した革命の影響が、日本にも着実に忍び寄っていたとは知らずに――。

ロシア占領下の東京、矜持をかけた潜入捜査が始まる。
大きな歴史のうねりの中で、特務巡査としての任務を全うする一人の男の物語、ついに完結。

【著者略歴】
佐々木譲(ささき・じょう)
1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」で第55回オール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で第43回日本推理作家協会賞長編部門、第8回日本冒険小説協会大賞、第3回山本周五郎賞を受賞。2002年『武揚伝』で第21回新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で第142回直木賞を受賞。16年に第20回日本ミステリー文学大賞を受賞。
『笑う警官』にはじまる「道警シリーズ」のほか、『ベルリン飛行指令』『制服捜査』『警官の血』『沈黙法廷』『抵抗都市』『帝国の弔砲』『遥かな夏に』など著書多数。


【目次】

内容説明

日露戦争終結から十二年たった大正六年。敗戦した日本は外交権と軍事権を失い、ロシア軍の駐屯を許していた。十一月、ロシアで過激派が蜂起し、臨時政府から政権を奪取したとの情報が入る。一方、警視庁の新堂は水死体の引き揚げ現場に遭遇し、牛込署の中西と事件の捜査を始めた。ロシアで勃発した革命の影響が、日本にも着実に忍び寄っていたとは知らずに―。警察小説の旗手・佐々木譲が描く、大きな歴史のうねりの中で特務巡査としての任務を全うする一人の男の物語、ついに完結。

著者等紹介

佐々木譲[ササキジョウ]
1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」で第五五回オール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で第四三回日本推理作家協会賞長編部門、第八回日本冒険小説協会大賞、第三回山本周五郎賞を受賞。2002年『武揚伝』で第二一回新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で第一四二回直木賞を受賞。16年に第二〇回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

168
佐々木 譲は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、改変歴史警察小説第三部完結篇となります。400頁強、一気読みでした。関東大震災で露西亜を一掃出来て良かったんでしょうね。 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-770034-32026/01/22

reo

29
日比谷通りは「クロパトキン通り」、晴海通りは「マカロフ通り」と呼ばれ、日比谷公園にはロシア統監府と歩兵連隊の駐屯地が置かれた。その東京の中心部で文具店の外商をしていた男が殺される。全然関係ないが、司馬遼太郎「坂の上の雲」では”遼陽は南満州では奉天につぐ大都会である。〈中略〉クロパトキンの兵力は23万人、日本軍は14万人でしかない。さらにシベリア鉄道から送られる増援軍を待ち、遼陽城を要塞化した。云々”など司馬遼ファンなら懐かしい。本作はその文具店の男の殺人事件を追っているという寸法。まあまあかな。2026/04/08

いなばさくら

23
長編時代警察小説。作中に何度も過去の事件やら人間関係が触れられるので絶対過去作あるなと思って読後調べたら、「改変歴史警察小説三部作、完結」と書いてあった。歴史に疎いわたしでも違和感たっぷりの事実があったのはそういうことだったのか。多分順番通りに読んだ方がいいんだろうけど、本作単独でも話は分かる。ただ舞台が大正時代の東京なので、そちらの予備知識の薄いから充実した読書とまではならず。遡って掘り下げようとまでは思いませんでした。2026/06/07

いざなぎのみこと

17
歴史改変小説最終章。今作ではなんとソビエト革命が史実通り成功を収める所から始まります。日本に駐留するロシア軍の処遇が不明な中、水死体が発見され、出動する巡査。捜査を進める中、荒ぶる労働者団に潜入するという危険な任務に就くことに。蜂起を煽る一色触発の事態の中、容疑者を特定することは出来るのかー。戦争に勝利したロシアでまさかの革命、その煽りが日本にも、という危険な燻りをひしひしと感じる展開に息が詰まります。歴史の大観に翻弄される中、国を、身近な人を守る正義が不変であることを証明してくれます。大団円に天晴れ!2026/03/20

モーモー

15
日露戦争に日本が敗れ、露の傘下に入った日本を仮定した世界の話。 今回は時が進み、露の帝政が終結に向かい、共和国がスタートする中で日本で発生するアカに関する話し。 民主主義が当たり前のなか、露に支配された日本を仮定したストーリーはなかなかおもしろい。 続編もでれば続けてよんでいきたいです2026/02/01

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