虚池空白(うろいけくじら)の自由律な事件簿

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虚池空白(うろいけくじら)の自由律な事件簿

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087700183
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

その一言が、謎を呼ぶ――。

自由律俳句の伝道師といわれる俳人・虚池空白と、編集者の古戸馬は、本の企画のため、世の中の落書きや看板などに落ちている言葉を、詠み人知らずの名句〈野良句〉として集めている。

そんな彼らが手にした〈野良句〉の裏には、喜怒哀楽に満ちた、それぞれの秘密が隠されていた――。

行きつけのバーの紙ナプキンに書かれた「柱に当たって月消し帰る」、急逝した作家が一筆箋に残した「金拾お我より見つけろ白は黒」、夜の動物園のキリンの写真と共にSNSに投稿された「おりのなかキリンしかしらないこわい」、消息を絶った自由律俳句の天才が箸袋に残した「あかい雨降らばいつかの帰路」など、言葉の裏に潜む人間の愛憎や秘密、時にはある犯罪を二人が解き明かしていく。

極上の俳句ミステリー誕生!

【著者略歴】
森 晶麿(もり・あきまろ)
1979年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。2011年、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞受賞。〈黒猫シリーズ〉のほか『探偵は絵にならない』『切断島の殺戮理論』『名探偵の顔が良い 天草茅夢のジャンクな事件簿』『あの日、タワマンで君と』など著書多数。



【目次】

内容説明

自由律俳句の伝道師といわれる俳人・虚池空白と編集者の古戸馬は、本の企画のため、世の中の落書きや看板などに落ちている、詠み人知らずの名句〈野良句〉を集めている。そんな彼らが手にした〈野良句〉の裏には、喜怒哀楽に満ちた、それぞれの秘密が隠されていた―行きつけのバーの紙ナプキンに書かれた「柱に当たって月消し帰る」、ゴミ箱の外側に貼られた付箋に記された「昼夜も雛 次の山水のみ」、急逝した作家が一筆箋に残した「金拾お我より見つけろ白は黒」、そして夜の動物園のキリンの写真と共にSNSに投稿された「おりのなかキリンしかしらないこわい」、消息を絶った自由律俳句の天才が箸袋に残した「あかい雨降らばいつかの帰路」、コースターの裏側に書かれた「タコさん好き リンゴは海に …」。6つの言葉に秘められた、日常の中に潜む愛憎や、時にはある犯罪を、迷コンビが解き明かしていく。令和の極上俳句ミステリー誕生!

著者等紹介

森晶麿[モリアキマロ]
1979年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。2011年、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第一回アガサ・クリスティー賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

糸巻

22
編集者・古戸馬(ことば)は友人で俳人の虚池空白(うろいけくじら)を編者に〈野良句〉を集めたムック本を製作中。〈野良句〉とは巷に落ちている詠み人知らずの自由律俳句のこと。僅かな文字・言葉から生まれた句には、解釈次第で詠み人の物語をミステリーに変えることが出来る。6話収録。日常におけるミステリなのと、古戸馬と虚池が友人関係なのもあって軽く読める。学生運動の最中に詠まれた野良句についての『あかい雨降らば』が良かった。全ての真相が明かされなくても含みを持たせたラストが好き。俳句の解釈をミステリにって新鮮だった。2025/09/14

スイ

17
「野良句」を探し集めている編集者と俳人が、行き当たった野良句らしきものの謎を解く連作短編集。 森さんの作品は初めてなのだけど、一編目から、ああ、この作者さんは信頼していい人だ、と思えたので、安心して読むことができた。 キャラクターが皆魅力的で、読むのが楽しい。 そしてラスト、思わずにこにこになってしまった。 いい結末!2025/10/08

ほたる

9
面白かった。作者ナイズドされた九マイル方式の謎の展開のされ方、そして解かれ方が良い。ミステリ的なオチも、男女の気持ちを絡めたオチも、やはり好きだ。特に「あかい雨降らば」の過去を振り返りながらの自由律俳句に込められた想いの読み解き方がとても好き。2025/09/10

ともりぶ

4
野良句にそこまで意味を求めるのか。というか本当にその意味だったのか。2025/09/23

らんぷぐ

0
読み始めは俳句のことが全くわからずどんな作品か分からなかった。 しかし、いくつもの自由律の野良句なるメモ書きから始まる軽快なミステリ展開に引き込まれていき、どんどん読み進めてしまった。 そして、読後の満足感がすごかった。作者の他作品も読みたいと思う。2025/10/07

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