出版社内容情報
元トップ・バレエダンサーの転落死。母の死に疑念を抱く少女は元刑事に調査を依頼するが……。仏の大ベストセラー・ミステリー!
【目次】
内容説明
パリ・オペラ座バレエ団の元トップダンサー、ステラ・ペトレンコが6階の自宅アパルトマンから転落した。母ステラの死に疑念を抱く17歳の医学生ルイーズは、元刑事タイユフェールに調査協力を依頼。やがてステラの上階に住む画家も同時期に病死していたことが判明し…。事件性はないと思われた二つの死。だが、その陰にはコロナ禍に乗じた恐るべき計略が!?フランスの大ベストセラーミステリー。
著者等紹介
ミュッソ,ギヨーム[ミュッソ,ギヨーム] [Musso,Guillaume]
1974年フランスのアンティーブ生まれ。高校卒業後にニューヨークに渡りアイスクリーム売りのアルバイトなどを経験。ニースとモンペリエの大学で経済学と社会学を学んだのち、2003年まで高校教師を務める。04年に発表された『Et apr`es…』が大ヒットし、ベストセラー作家に。以降、毎年話題作を発表し、これまでに刊行した作品は47の言語に翻訳され、その総売上は4500万部を超える。現在フランスでもっとも売れている作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
73
パリオペラ座の元トップダンサーが6階の部屋から転落死した。17歳の娘は事故死に疑問を持ち、元刑事に調査協力を持ち掛ける。健康に自信が持てず偏屈な刑事と、ちょっと図々しい小娘のやりとりにニヤニヤしながら読み進める。中盤まで読み進めて先が読めたなと思ったところで、後半からは怒涛の展開。背景にコロナ禍を挟みつつ、あれよあれよと言う間に思いがけない真相。やはり一筋縄ではいかなかった。ミュッソはこの作品のあと1年間の休筆宣言。吉田さんはこれが最後の翻訳仕事、いままでありがとうございました。2025/09/04
キムチ
63
フランスでは大ベストセラーだったそうな。日本では、どうだろう・・私を含め 分かり易い筋になれた読み手にはちと練り上げが効いている。医学生の娘が母の転落死に疑惑を抱きちょっと癖のある元刑事タイユフェールとコンビを組んで謎解きが始 まる。キーワードはコロナ期の人々の多彩な動き。日本のそれとは似ていて非なり、仏もの独特のウィット効きすぎの会話がポンポン~キン●✖、チン△■とか。引きこもり兄ちゃんが登場し、そのくせある味がさく裂。その辺りからの展開は3転4展 目まぐるし過ぎて先が読めないし 混乱の極み。2025/10/08
M H
21
元トップダンサーの死の謎に挑む元刑事と残された娘。とはいえ何しろミュッソなのでストレートには進まないし、詰め込みすぎでガチャガチャ不思議な感じ。だいたい病室でチェロ演奏してる時点で普通じゃないよw異常行動まみれなのに何となく着地するラストがすごい。アンジェリックは「天使のような」の意。2025/10/19
スイ
19
読む直前に『ブルックリンの少女』の著者だと気づき、一筋縄ではいかなそうだぞと身構えたのだけど、予想を軽々と飛び越えていった。 面白かったー! コロナ禍の取り込み方も良かった。 ちょっと盛りすぎでは、とか、ラストちょっと蛇足では、とは思うのだけど、そこは好みの問題か。 登場人物ほとんど誰も好きにはなれないのに惹かれてしまうのは上手さだなぁ。2025/10/09
アヴォカド
9
ああ、面白かった。2025/08/25




