出版社内容情報
4年前に起きた暴行事件。早期釈放された加害者の男を探る、女性州検事と被害者の元夫。しかし、逆に追い詰められていき……。
内容説明
4年前に起きた暴行事件。被害者女性の元夫でアメフト選手のザックは、彼女の延命治療の決定権を持つことになりその後は選手を引退し隠遁生活を送っていた。しかし、元妻を暴行した男が早期釈放されたことで事態は動きだす。男を追う州検事の女ケイト。元妻の運命を握り、重圧と決断に揺れるザック。そして彼らに迫る男の影―。それぞれの思惑と葛藤が交錯しせめぎ合う、怒涛のサスペンス!
著者等紹介
ブラウン,サンドラ[ブラウン,サンドラ] [Brown,Sandra]
モデル、女優、テレビのレポーターを経て作家に転身。のべ8000万部以上を売り上げ、34カ国で翻訳される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
か
23
NFLのスター選手ザックの5年前に別れた元妻が悪質パーティーで植物状態となり、加害者は加重暴行で収監された。医療行為事前指示書がザックの名前になっていたため元妻の状態の責任がザックにかかることに。4年後NFLを引退し、元妻の責任を元妻の両親に任せて暮らしていたところ、検事のケイトが現れて犯人が暴行罪の軽罪となり、釈放されたと告げる。ケイトはある提案を持ち掛けてきて…。考えさせられる。悪人は骨の髄まで悪人。どこまで巻き込まれるのかハラハラの連続だった。2023/12/23
ち~
21
検事ケイトの突然の訪問を受けた、元アメフトのスター選手のザック。暴行犯エバンを裁くには、彼の被害に遭い、4年間も昏睡状態にある元妻の命を絶つ必要があると言う。彼女との惨めで短かった結婚生活。マスコミの餌食になり、選手生命を早くに終える事になったザックに愛情のカケラも残っていないが再び苦しめられる事に…エバンは怖いというよりただただ不愉快なヤツで、妨害はあるがサスペンスとしては弱め。望まない元妻の生殺与奪の権を握ってしまったザックの苦悩が読みどころだった。2023/12/26
練りようかん
9
元妻の腹いせが何年も経って元スター選手の主人公を追いこむ、レベッカとはまあぴったりなお名前。序盤から気になるポイントがうにょうにょ発生し、がっつり眉間を掴んで離さない独特な引きつけ方が魅力。検事とのロマンスが進む中個人的復讐を疑ったり、延命治療継続の決定権や暴行罪で減刑された人物を謀殺罪で裁くといった法律に対する興味深さもあり、いきすぎてるのは誰かドキドキし続けた。まさかこの人とは!終盤はえー最悪ヒドっと言葉が止まらない。今作は法の効力、親子破綻、尊厳など社会で考える問題が強く響くサスペンスで面白かった。2024/05/26
こーらすまま
3
放蕩の限りを尽くし植物人間になっちゃった元妻レベッカの殺傷与奪権を持つ元アメフトスターのザック。レベッカを今の姿にしたエバンの釈放を受け、レベッカ死んだらもっと重い罪に問えるよととんでもない提案をしに乗り込んできた検事のケイトと共にブラウン先生お得意の反発からのエロ爆弾、お約束の危機一髪からのハッピーエンド。日本の株価は鰻登り、ザックもどんどんお金持ちになるでしょう。2024/03/04
ヒサヒサ
2
まあまあでした。2024/07/18