出版社内容情報
カルロス・ルイス・サフォン[カルロス・ルイス・サフォン]
著・文・その他
木村 裕美[キムラ ヒロミ]
翻訳
内容説明
1959年、マドリード。捜査員のアリシアは、ある突然失踪した大臣バルスの捜索依頼を受け、彼の私邸を訪れた。そこで引き出しに隠された一冊の本を発見する。『精霊たちの迷宮』―関わる者はみな不幸な運命を辿るというその本を手がかりに、アリシアは作家の過去に隠されたある悲劇と巨大な陰謀へと迫っていく。幻想と秘密、誘惑と罠に満ちたゴシック・ミステリーの最高傑作、ついに開幕!
著者等紹介
サフォン,カルロス・ルイス[サフォン,カルロスルイス] [Zaf´on,Carlos Ruiz]
1964年、スペイン・バルセロナ生まれ。93年のデビュー作『霧の王子(El Pr´incipe de la Niebla)』で、エデベ賞を受賞。5作目の『風の影』でフェルナンド・ララ小説賞準賞(2001年)、リブレテール賞(02年)、バングアルディア紙読者賞(02年)を受賞。20年、アメリカ・ロサンゼルスにて逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のっち♬
127
失われた本の墓場シリーズ4作目。舞台は1959年マドリード。失踪した大臣と残された小説の謎を追う捜査官。妖婦的な振舞いと強引なやり口で周囲を翻弄するアリシアは過去の主役たちに全く引けを取らない生彩を放つ"闇の天使"。強烈な孤独感と癒えない傷を抱えており、スペイン内戦の爪痕を象徴したヒロインと言える。行く先々で多彩な表情を見せたり、シニカルな煽りや危うい行動を繰り返したりと、長大かつ緩慢な前振りを退屈させない彼女に著者の並ならぬ入れ込みを感じる。また、短めの章立てが重層的な語りと謎の厚みを絶妙に保っている。2022/10/10
わたなべよしお
27
面白いのだけれど、何と言えばいいのか。新たな主人公、アリシアも魅力的だし、相棒のバルガスも悪くない。だが、期待していたのと少し違うというか、前3作と比べると、抒情に深みがないというか。まぁ、まだ上巻なので。2022/08/27
みなみ
25
「忘れられた本の墓場」シリーズの四作目で最終作。上下巻で1300頁もあるが、魅力的な登場人物たちや、前作までに張られていた伏線がきちんと回収されていくのが気持ちよく、長いと感じない。むしろ、読み終わってしまうのが寂しくて、後半は大事に少しずつ読んだ。アリシアの性格や行動原理も魅力的だし、フェルミンの言葉が相変わらず心に響く。2026/03/16
慧の本箱
21
「忘れられた本の墓場」シリーズ四部作完結編。まだかまだかと待っていたけどちょっと長い日々。案の定、殆ど途切れ途切れにしか記憶がない。それでもアリシアの独特の道案内を頼りにヨタヨタと上巻読了。2022/10/10
tom
17
シリーズの最後。これまで楽しませてもらってきた。お礼に買おうかと思ったのだけど、文庫本一冊が1700円ですぜ。さっさと買うのを撤回して図書館に注文。貸出期限が迫り、せっせと読み続ける。面白いかどうかと問われたらちょっと微妙。妙に話が長い。タラタラと会話が続く。でも面白くなるはずと頑張って読む。下巻はきっと面白くなるはずです。これまでの話が一つにまとまり、ああと感動の中で物語は終わるはず。という期待を持ちながら下巻に進む。2023/03/22




