出版社内容情報
最愛の人の息子が殺人容疑で逮捕され、真相を探るため奔走するハリー。オスロの暗黒面の黒幕と対峙して、愛する者を守れるか!?
内容説明
オスロのドラッグ取引を牛耳る正体不明の“ドバイの男”。オレグは友人グストとともにその男のもとで売人をしていたが、グストを銃で撃ち殺し、逮捕されたという。いったいなぜ?さらに、警察内部に“ドバイの男”の内通者がいる疑いが浮上。オレグに続いてハリー自身も命を狙われるなかで、“ドバイの男”を見つけ出し、事態を解決できるのか―CWAインターナショナル・ダガー賞候補の傑作。
著者等紹介
ネスボ,ジョー[ネスボ,ジョー] [Nesbo,Jo]
1960年ノルウェーのオスロ生まれ。ノルウェー経済大学に進学。卒業後、就職する傍ら、大学時代から始めた音楽活動も続行し、バンドを結成。しばらく仕事とバンドを両立させていたが、やがて燃え尽き症候群のような状態となり、オーストラリアへ半年逃れる。この時初めて書いた小説『ザ・バット神話の殺人』が「ガラスの鍵」賞を含む複数の賞を受賞、作家への道が開ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
74
下巻に入り、上巻でオレグの殺人容疑で逮捕された件で、その無実を証明するためにオスロに戻ったハリーだが、下巻ではスケールが増し、アクションも加わり、ハリーも獅子奮迅の活躍を見せてくれた。カギを握るのはオスロのドラッグ取引を牛耳る正体不明のドバイの男。舞台はドバイに留まらず、バンコク等にも広がっていった。物語はどんな収束を見せるのか?オレグの運命はどうなるのか?シリーズなので通して読む方が楽しめるが、本作だけでも独立しており十分に楽しむ事ができる。今現在、登録数が少ないのが残念だ。2021/01/07
わたなべよしお
28
今回も良い作品でした。しかし、まぁ、衝撃的で、切ない終わり方でした。ハリー・ホーレは本当にボロボロに。これでもか、どこまでやるんだろうね、ネスポさんは。それにしても早く次作を読みたい!2020/12/01
ばんだねいっぺい
26
伏線を回収してくれてよかった。鏡合わせになっていたのか。ちゃんと自分の筋と流儀を貫き通すところが魅力で欠点なんだなぁ。2020/12/26
Fondsaule
25
★★★★☆ ハリー・ホーレは、またもや傷だらけになりながら、真相にたどり着く。 いよいよ終わりかと思ったら、まだ、この後もシリーズは続くらしい。2021/10/26
慧の本箱
18
それにしても満身創痍!半端じゃないズタボロ状態!特注のリネンのスーツも台無しなんてもんじゃ無い。それでも徹頭徹尾、全身全霊で挑むハリー・ホーレ!でもってこの結末は??2021/02/06
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- 和書
- 戦略なき政治を斬る