出版社内容情報
三橋 暁 ミツハシ アキラ ジェシカ バリー ロンドン アメリカ
内容説明
ロッキー山中に墜落した自家用飛行機の事故から、ひとり生き残ったアリソン。身体ひとつで現場を離れると、急ぎ東を目指す。極限状況のなか、彼女は何かから逃げていた。一方、アリソンの母マギィは、事故の知らせを受けるが、生存者はいないという報告が信じられない。背景を調べ始めると―。原野をサバイバルする娘と、真相を探る母、双方に危険が迫っていた。ノンストップ・サスペンス!
著者等紹介
バリー,ジェシカ[バリー,ジェシカ] [Barry,Jessica]
アメリカのマサチューセッツ州の小さな町に生まれ育つ。図書館の本と、公共放送サービスで見る70年代イギリスのコメディのテレビ番組が、子供のころの友だった。ボストン大学で英文学と美術史を専攻、その後、UCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)で現代文学の修士号を取得。ロンドンで出版社に勤務しながら書いた『墜落―フリーフォール』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あさうみ
46
もう先が気になりすぎて、止まらない。次から次へと読ませていくサスペンス。後半にかけて真相をシフトさせるのは好き。自分の生き方と、母娘の絆を取り戻す。荒削りな部分はあるが、次が楽しみな新人作。にしても作中もっとも善人であろう、店主の安否は…。2020/01/18
しゃお
31
母と娘の視点で交互に描かれるサスペンス。前半は少々退屈に感じたのは、その交互に描かれる分量が短い割に話があまり展開しないから。でも中盤以降はアリソンの過去から現在に陥った事態の内容が見えてきて先へ先へと読ませます。母であるマギィが亡くなった夫への愛とそれゆえの誤りを自覚する様子にリアリティが。アリソン自身はかつての自分を取り戻し強さを得て、マギィも過去と娘に向き合い、二人は新たな絆で結ばれるのでしょうか。しかしアリソンを助けた彼はどうなったのかな。他、色々気になる点はあるけどサスペンス好きは要チェック!2020/02/03
あっちゃん
25
自家用機の墜落により1人山中で生き残ったアリソン、怪我をしているにも関わらず何かから必死に逃げる!一方アリソンの母は娘の死を否定して背景を調べ始める!2点方向から過去も取り混ぜて少しずつ事実が明らかに( ̄▽ ̄)2023/06/07
しましまこ
21
サバイバルものと思ったらサスペンス。一気に読みするも誰も好きになれず。2020/05/09
stobe1904
10
【海外ドラマのようなスピード感あふれるスリラー】ロッキー山脈に墜落したプライベートジェットに乗っていたアリソンは生き残ったが、そこには追手の影が…。アリソンと母マギーの視点を切り替えながらスピード感を増してストーリーが進む。短いスパンで場面が切り替わり、アメリカのドラマのようにスピーディーな展開はとても面白いが、読後すぐに忘れてしまい印象に残らないような感じが…。★★★☆☆2020/03/07