集英社文庫<br> 血の極点

個数:

集英社文庫
血の極点

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月07日 17時27分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 375p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087607178
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

行方不明になったエストニア人の少女の捜索を引き受けたカリ・ヴァーラ警部。だがそれは闇社会への入り口だった……。黒幕は一体? フィンランド警察シリーズ、作者急逝による最終巻。(解説/福田和代)

内容説明

フィンランド警察特殊部隊を率いるカリ・ヴァーラ警部の家の窓に、脅迫文つきの煉瓦が投げ込まれた。誰かが命を狙っているのだ。そんな折、エストニア人の女性から、売春組織にさらわれた娘の捜索を頼まれる。カリは大富豪たちによる地下取引の現場に潜入するが…。闇組織と脅迫者から、少女と家族を守れるのか?彼がした最後の決断とは?作者急逝による、フィンランド警察ノワールシリーズ最終巻。

著者等紹介

トンプソン,ジェイムズ[トンプソン,ジェイムズ] [Thompson,James]
1964年アメリカ生まれ。バーテンダー、クラブのガードマン、建設作業員、兵士など、さまざまな職業を経験した後、作家に転向。フィンランド人の妻と共にヘルシンキに居住し、執筆活動を行った。2009年に発表した『極夜カーモス』ではエドガー賞やアンソニー賞などの新人賞にノミネートされ、注目を浴びる。また、ヘルシンキ大学でフィンランド話を学び、英語文献学の修士号を取得。2014年8月に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

136
メインに語られるのは壊れてしまったヴァーラ夫妻の修復と彼らの命を付け狙う権力者たちを一網打尽にする工作の過程。物語は精神的にも肉体的にも痛々しい。作者の夭折によってシリーズを終えたが、私はこの結末でよかったと思う。このまま続ければ物語はさらなる過激さ・過剰さを増し、死人が増えていき、そして彼らの心的ストレスも増えていくことだろう。明るい明日が見える結末で物語を終えるのを作者急死という不幸で迎えることになったのは何とも皮肉としか云いようがない。ここがいい引き際と思うから誰もこの次を書き継がないでおいてくれ。2021/03/11

ナミのママ

67
〈カリ・ヴァーラ警部シリーズ〉4作目、作者急逝により最終話。薬漬け、アルコールに薬物、腐敗した政治、読後はフィンランドを見る目が少し変わった。田舎の警察署長から始まったカリだが、人はこんなに変わるものか。身体はボロボロ、私生活はどん底、壊れかけた仲間、この作品最後はどうなってしまうのかと思った。暗くて、陰鬱で救いようのない北欧のノワール作品、すごい面白かった…と書いたら引かれるかしら。続きはいらない、この終わり方が好き。2024/03/05

巨峰

64
なんだか最後結構駆け足だった気がします。行間で語らせすぎというか。1作目からの主要人物も退場したというのに。作者も駆け足に去っていった・・・北欧の作家さんは、若くして死ぬ人が多いですねえ・・・カリ警部の相棒のミロ・スイートネスの3人がなかなか良かったけど、ケイトが4作通じて自分勝手だったw綺麗なミネヤミに起こったことが残念過ぎる。下半身の炭化って怖いよね・・・2019/05/02

のぶ

59
この本、370ページ程度で翻訳ミステリーとしては長い作品ではないのだが、いろんな要素の詰まった小説だった。物語は警部、カリが売春組織にさらわれた娘の捜査を頼まれるところから始まる。登場人物は警察関係者を始め、それぞれに事情を抱えていて、次第に明らかになる真相は事件の深刻さと、どろどろとした人間関係が炙り出される。今まで読んできた北欧ミステリーの縮図のような作品だった。この著者の作品は今まで特に想い入れもなく何作か読んだが、急逝で新作が出ないと思うと一抹の寂しさを感じる。2016/04/29

しゃお

26
〈カリ・ヴァーラ〉シリーズ4作目にして著者がご逝去された事で完結編となった本作は、前作の続きといった内容。本当に1作目からは予想もつかない展開で、これでもかと血が流れるバイオレンスな内容ながら、主人公カリはどんなに傷ついても、妻であるケイトへの愛をはじめとして、ミロやスイートネスへの信頼や、警察官として正義を求める姿は、カリの核となるものは変わっていない事を確認できる物語でした。脳腫瘍の手術の後遺症やケイトの状態も良くなったところで、カリ自身が得る事になるものの先が見てみたかったですね。2016/04/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10137271
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品