内容説明
精神科医のジョー・ベケットは死者を心理分析して死因を解明する、いわば“心理検死官”だ。その彼女が急行した交通事故現場にはやり手の連邦検事補キャリーが死んでいた。遺体にはルージュで書かれた「dirty」の文字。調べるにつれ、ジョーは相次ぐセレブの死と、秘密めいたクラブの存在に行き着く。やがてクラブからジョーのもとに入会を誘う手紙が届き…。エドガー賞受賞作家の新シリーズ第1弾。
著者等紹介
ガーディナー,メグ[ガーディナー,メグ][Gardiner,Meg]
アメリカ・カリフォルニア州出身。スタンフォード・ロー・スクールを卒業し弁護士として働いた後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校でクリエイティブ・ライティングを教える。2009年にエドガー賞最優秀ペーパーバック賞を受賞。現在は家族とともにイギリスに住み、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
46
変わった役柄に興味をひかれた作品。事件現場に呼ばれて主人公の専門の心理分析が始まるのかと思いきや、彼女がすることといったらどこにでもいるような探偵まがいの捜査だった。最近鑑識や監察医が刑事さながらに犯人を特定するという設定の話が多いが、この話にいたっては、それほど必要性も感じられない心理検死官が話をリードしていくことに違和感を持った。主人公が過去のトラウマに苦しんでいるというのも、よくあるパターン。そして、謎めいたクラブの正体は、呆れるばかり。最後までパッとしなかった。 2025/01/17
み
21
う〜ん、さくさくとは言い難い^^;設定はおもしろものの、お話が…。続編はどうするか?2017/03/31
ほちょこ
21
新年早々、生きのいい女性のミステリ。しかも、私の好きなサンフランシスコが舞台。いろんな場所や雰囲気を思い出しつつ、最後の最後まで楽しめた一冊。登場人物もまた魅力的な面々で今後が楽しみ!2017/01/06
siva
14
シリーズ3冊一気借り。心理検死官という職業が聞き慣れず読んでみたものの、結局タイトルとしては原題のダーティシークレットクラブで良かったんじゃないか。職業そのものが直接捜査を解決するわけでもなく。サスペンスの主人公に刑事や探偵以外を据えてタイトルにつけるのってコーンウェルくらいから急に増えたのかしらん。もうちょっとジョーに魅力が欲しい。2015/04/16
にゃるび
10
現場に残ると謎のメッセージあり、主人公に暗い過去あり、恋やアクションドラマもありで面白かったんだけど、『心理検死官』である必要はあまり感じなかったんだよなぁ…そこに期待して読むとちょっと肩透かしをくらうかも。全体的にはスピード感があって面白かったです。2018/08/23
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