集英社文庫 火焔

ブラウン，サンドラ【著】〈Ｂｒｏｗｎ，Ｓａｎｄｒａ〉/林 啓恵【訳】

集英社（2009/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 647p／高さ 16cm
• 商品コード 9784087605914
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

テレビ報道記者のブリットが目覚めた隣には、刑事ジェイの全裸死体。前夜の記憶が全くないまま、ブリットは殺人容疑を掛けられ仕事も追われる。死ぬ直前まで、ジェイが彼女に告白しようとしていたことは何なのか？ブリットは、５年前に同様の経験をした元消防士のラリーと真相究明に乗り出すが大きな陰謀が二人の命を脅かす。ラストまで驚きの仕掛けづくしの傑作サスペンス。

著者等紹介

ブラウン，サンドラ［ブラウン，サンドラ］［Ｂｒｏｗｎ，Ｓａｎｄｒａ］
１９４８年テキサス州に生まれる。モデル、女優、テレビのレポーターを経て、小さい頃からの夢だった作家に転身。これまでにのべ７０００万部以上を売り上げ、作品は３３カ国で翻訳出版されている。『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラー・リストの常連（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[菫子]

元消防士ヒーロー✖️有名キャスターヒロイン。 めちゃくちゃ面白かったー！山奥で隠遁生活している謎のヒーロー（元消防士）に誘拐されるヒロイン。なぜか監禁されてからの2人きりで逃避行、怪我、手当て、怪しい脇役たち、薄汚れたワンコ、味方だと思ったら敵だったり、前戯のないホットシーンなど、いつもの定番サンドラ節がいっぱい詰め込まれた濃密な作品で、ジェットコースター展開も心地よくて大満足♡

2022/09/04

[あつぼう]

サンドラ・ブラウンの本って本当に安定した面白さがあるよなぁ。物語がすすんでいくにつれて陰謀が明らかになり誰を信用していいのか分からなくなります。まぁ～途中で黒幕の正体には薄々気付いてたけど、そこに至るまでの過程が面白かった。信じてる人に裏切られるほど傷つく事ってないですよね。あまりにも酷い裏切りを読んでいると少し気分が悪くなるけど、その裏切りを主人公の２人がドン底から這い上がっていく姿が良かった。サンドラ・ブラウンの他の本も読んでみたいって思える面白さでした。

2010/11/10

[おしょも]

久しぶりにサンドラ作品を読みました。登場人物の名前を把握するのが大変だったけど、読みやすく面白かった。最近、ロマンス物を読んでいなかったので、女性ホルモンが活性化しました。

2017/12/30

[Yasutaka Hori]

面白かった！久々の海外犯罪小説ヒット。スピード感がある展開に、600P以上が全く長く感じなかった。いかにも、なメンツが多く、逆に怪しくない人がわかりやすく怪しい感じにはなってしまうところもあるが、映画のような小説。満足です。

2017/03/29

[ラス太]

朝目を覚ますと隣で死んでいた刑事。前夜の記憶が一切ないまま5年前の警察署火災に端を発する大掛かりな陰謀に巻き込まれるニュースキャスターのヒロイン。同様に陰謀に巻き込まれていた元消防士を相棒に事件の謎に迫っていく。サスペンスとしても少しずつ明らかになる事件の真相に興味を惹かれ、またロマンスとして二人の展開も自然で面白い。優秀なエンターテイメント作品。80点。

2017/04/10