集英社文庫
氷姫―エリカ&パトリック事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 582p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087605846
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

内容説明

海辺の古い邸で凍った美しい女の全裸死体が見つかり、小さな町を震撼させた。被害者が少女時代の親友でもあった作家エリカは、幼馴染の刑事パトリックと共に捜査に関わることに。20年以上疎遠だった親友の半生を辿ると、恐るべき素顔が覗く。画家、漁師、富豪…町の複雑な人間模様と風土に封印された衝撃の過去が次々明らかになり、更に驚愕の…。戦慄と哀歓。北欧ミステリの新星、登場。

著者等紹介

レックバリ,カミラ[レックバリ,カミラ][L¨ackberg,Camilla]
1974年スウェーデン・フィエルバッカ生まれ。エコノミストとして数年働く。デビュー作エリカ&パトリックシリーズ『氷姫』がヒット、続く『説教師』で大ブレイク、2005年SKTF賞「今年の作家」賞、06年度国民文学賞受賞。1970年代世界的ベストセラーとなった同国のマルティン・ベックシリーズを凌ぐとも評され、海外でも25カ国以上で刊行、テレビドラマ化もされて、映画化も決定。人口880万人のスウェーデンでシリーズ4作400万部を売り上げるメガヒットとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

417
いわゆる北欧ミステリーの1冊。本書はスウェーデン発のシリーズ第1作。ミステリーとして読むならば、まだるっこしいい感を抱くかもしれない。本筋には直結しそうもない夾雑物のようなエピソードが多々鏤められているからだ。もっとも、このことは小説作品として見るならば、単線的なプロットに終始することのない厚みをもたらしていると言える。ただし、如何せん長い。これを冗長と見るか、ふくらみと見るかで本書の評価は分かれそうだ。また、第1作であるためか、終幕部で一気に謎が解明される構成も、いささか残念な気がする。2019/01/06

KAZOO

154
スウェーデンのミステリーとして期待したのですが。ほかの方も書かれているのでまた書くのも何なのですが翻訳が、ということなのですがあまり筋には関係のないことなので最後まで読みました。この女性主人公が結構面白い性格でこちらの方の人物分析をしたい感じでした。最初に結構派手に幕開けを行うのですが、その後が少し尻つぼみのような気がします。2016/05/16

ケイ

123
北欧ミステリ、特にスウェーデン作家のはやっぱりいいな。読友さんの感想から知った女性作家。スウェーデンが舞台なのは、なぜか馴染みやすい。女性の生き方や社会の成熟度があんなに日本と違うのに、アメリカのものより身近に感じてしまう。主人公のエリカが挨拶のキスをする時にちゃんと出来るかなっていう躊躇にも親しみを感じた。この作品は、いわゆる謎解きが楽しいのはもちろん、登場人物たちの扱われ方も良かったな。あっ、この人たち、ここでこう登場するんだ!というのに、ニンマリとしたり(^^) シリーズで読みたい作家みっけ。2020/12/16

コットン

63
全体を通して、現在は過去の黒い影を引きずるといった内容でじわじわと話が進んでいって最後はスピーディに決着がついていくミステリ。ほかに本の副題がエリカ&パトリック事件簿とあるように、この二人の初々しい恋模様も樂しめるのが良い〜♪2024/06/27

キムチ

63
レックバリ2作目。思った通り、この分厚さは無用の読後感。単純には言えないだろうけど2人の殺人で、他の思わせぶりな追跡が要らない感じ。人口わずか1000人の海辺のリゾート地「ストックホルムで孤独なら完全の孤立する」けど「この町じゃそう行かない」~古臭い感情と近代的な生活が並立している情景が描かれている。エリカにイマイチ好感持てないけれどね。妹一家の追跡を期待する…DVが気になる。章の合間に挟まれる・の手紙・・ラストで名前が記され判明する手法はお馴染みスタイル。時々?と思う日本語訳だったけど。。2019/06/17

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