集英社文庫 ジュール・ヴェルヌ・コレクション<br> 海底二万里 (改訂新版)

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集英社文庫 ジュール・ヴェルヌ・コレクション
海底二万里 (改訂新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 598p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087605709
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

1866年、世界の海で奇怪な海難事故が続発する。事実、多くの船が「謎の怪物」を目撃していた。紡錘形で細長いが、クジラよりはるかに大きく、時に燐光を発し、異常な速力をもっているという。調査に向かった軍艦もまた攻撃され、同乗していたアロナックス博士らは海に投げ出されてしまう。そして、博士らを救ったのも「謎の怪物」だったが、それはクジラではなく潜水艦ノーチラス号だった。

著者等紹介

ヴェルヌ,ジュール[ヴェルヌ,ジュール][Verne,Jules Gabriel]
1828‐1905。フランス西部のナントに生まれる。空想科学小説の父。子供のころから冒険小説や旅行記を読みふけり、未知の世界に憧れる。少年時代の夢に、地理学、物理学等の新しい知見を盛りこんだ『気球に乗って五週間』によって、たちまち流行作家となる。以後、小説「驚異の旅」シリーズ80余編を発表。今なお、古典的名作として世界中で読み継がれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Dai(ダイ)

29
古典的SFの名作。古典との相性は悪いがこの作品は現代の冒険小説と比較しても優れた物である。ノーチラス号の存在以外はノンフィクションではないかと思わせるほど海洋の描写は迫力があった。当時、潜水艦の知識がなく描かれた物という事実に驚愕させられる。児童文学書としても刊行されているが、ネモ船長をはじめ、主人公の細かな心理を読み取ることが果たしてできるのだろうか?是非、小学生くらいの感想を聞いてみたいものである。2014/04/16

kana

21
ふぅ、2万里の海の旅からようやく帰還。数々の自然の脅威と、神秘と、海に想いをはせる者たちのたぎる情熱を目の当たりにしてきました。ネモ船長とアロナックス先生の博覧強記ぶりは内容をほとんど理解できないものの、読んでいてとても心地よく、先生に忠実な助手、コンセイユの言動は可愛くて和みました。大人が読んで楽しめるかしらと気にかかりましたが、むしろこれは大人のための冒険小説なのだと今は確信しています!ネロ船長の深い悲しみがいつの日か癒されるように、私も祈ります。2011/04/03

かふ

10
アンソニー・ドーア『すべて見えない光』で盲目の少女が朗読する本だけど、夏休みの少年課題図書だとしてもこういう本を読んで退屈な夏休みを過ごしたかったよ。世界地図(航海のための)と生物図鑑(海洋生物)があるともっと楽しめる。謎の巨大怪物(「白鯨」的な)退治に(語り手の博物学者と召使と銛撃ちが)、それが最新の電気潜水艦(当時だから今だと原子力か?)であっけなく沈没されてしまう。そして潜水艦の船長に助けられた3人はいわば軟禁常態でどこへなんの目的かもわからず航海するのだ。世界一周海底世界へ。2017/08/08

そーいち

9
海洋冒険小説の傑作。基本的な流れとしては主人公で語り手であるアナロックス教授が不思議な船「ノーチラス号」で「ネモ船長」と過ごした物語を航海日誌の形態で描いていると思ったら良いかと。まずノーチラス号のデティールが素晴らしい。男心をくすぐる仕掛けが満載でワクワクする。加えて謎の人物、ネモ船長の存在。頭脳明晰でありながら行動的、が全てが謎に包まれているので不気味に映っているのが面白い。教授と一緒に世界一周をしながら、その海での体験を実際に行っている風景をしっかりと見せてくれているノンフィクション風小説だ。2021/12/25

Oikawa Akiko

5
ネモ船長とノーチラス号の旅、今日ここに大団円!半年以上かかった。読み終わるの(ー ー;)2016/09/18

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