内容説明
雨の荒野で出産した若い女は、西部へ向かう幌馬車隊に助けられた。女はリディアとだけ名のり、夫はいないと言う。赤ん坊が死んだ彼女は、同じ幌馬車隊の、乳児をかかえたロスの幌馬車に預けられる。彼の妻は出産後、すぐ亡くなっていた。ロスはリディアの美しさに幻惑されながらも、正体のわからない彼女に冷たい。けれど、彼にも人に言えない過去があった…。ラブ・サスペンスの女王が西部劇に挑んだ傑作。
著者等紹介
ブラウン,サンドラ[ブラウン,サンドラ][Brown,Sandra]
1948年テキサス州に生まれる。モデル、女優、テレビのリポーターをつとめた後、小さい頃からの夢だった作家に転身。次々とベストセラー小説を発表
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
20
「ホワイトトラッシュ」蔑まれても凛と生きようとする美女が主人公です。この作家のヒストリカルは初めてです。1985年出版。美男美女のカップルだけでなく、様々な周囲の登場人物たちも魅力的です。女子を最初から自分の翼の下で守る肝っ玉ママとその家族がすごく好き。波乱を予想させつつ下巻へ。2016/12/01
ぽこ
4
最初から波乱含みの展開ではらはらしながら一気読みしました。ヒーローが頑固で思い込みが激しく読んでいていらいらしっぱなしでした。ヒロインの境遇があまりにもひどすぎるのでこんな男でも好きになるのだろうけど、普通だったら絶対に好感が持てない男です。でも作品としてはとても面白いです。2013/04/20
romaco
2
★★★ ヒロインの身の上が辛い・・・2011/01/02