内容説明
シリーズ第1作で鮮烈な印象を残した、ホームズと愛弟子メアリのパレスチナでの6週間の詳細が初めて明らかにされる。生命を脅かされる難事件にぶつかった二人が渡ったのは、英国の占領下に入ってまもない1918年暮れのパレスチナ。現地ではイスラムとユダヤ、キリスト教徒との間で一触即発の緊張状態が高まっており、英国軍のスパイや通訳ガイドが殺され、二人は再び事件に巻き込まれる…。
著者等紹介
キング,ローリー R.[キング,ローリーR.][King,Laurie R.]
1952年サンフランシスコ生まれ。宗教学の名誉博士号を持つ。サンフランシスコ市警の女性捜査官ケイト・マーティネリを主人公にしたシリーズ第1作目『捜査官ケイト』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)とCWA(英国推理作家協会)の最優秀新人賞をダブル受賞。シャーロック・ホームズの愛弟子であるメアリ・ラッセルのシリーズ2作目の『シャーロック・ホームズの愛弟子 女たちの闇』でネロ・ウルフ賞を受賞している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
7
駅前
ルウ
0
★2 謎解きなどのミステリ部分はほとんどないが、建国直後のイスラエルでの冒険譚だと思って読めば読める。が、ちょっとでも興味がないと読むスピードが上がらなくて根気が…。けどラストが素敵なので、読んだ甲斐はあった。泥だらけ傷だらけになりながら奮闘しつつ、ちょいちょい毒を吐くメアリが好きだなー。2015/06/03
みや
0
☆☆☆☆2007/09/07
punto
0
追記。2004/09/01
けいちか
0
パスティーシュものの愛弟子シリーズ第五弾。時空列では、第一巻の間にラッセルとホームズがロンドンから姿を消していた時期のもの。その間2人はヨルダンに滞在をして、こんな経験をしていた、というお話。今ではイスラエルという国の場所だが、当時はまだヨルダンだったのか、という思いと、イスラエルという国の建国にまつわるさまざまな国の思惑が重い。今まで、あまり知らなかった歴史的事実を垣間見た感じがする。2007/12/02