内容説明
森林火災消防士スモークジャンパーの活動を描く『ファイアー』『爆発的炎上』。コソボ、キプロス、アフガンなどの内線に取材した『コソボの死の谷』『出口なき戦争からの特報』『戦争の弁論術』『冬のライオン』『シエラレオネの恐怖』。さらに『鯨捕り』『カシミールからの脱出』『コルターの生き方』の10編からなるノンフィクション作品集。気鋭のノンフィクション作家の原点がここにある。
目次
ファイアー(一九九二年)
爆発的炎上:ストーム・キング山での過ち(一九九四年)
鯨捕り(一九九五年)
カシミールからの脱出(一九九六年)
コソボの死の谷(一九九八年)
出口なき戦争からの特報(一九九九年)
コルターの生き方(一九九九年)
戦争の弁論術(一九九九年)
シエラレオネの恐怖(二〇〇〇年)
冬のライオン(二〇〇一年)
著者等紹介
ユンガー,セバスチャン[ユンガー,セバスチャン][Junger,Sebastian]
1962年ボストン生まれ。コネチカット州ウェスリェン大学で文化人類学を学ぶ。雑誌への寄稿、ラジオ局の従軍記者など様々の経験を経て“危険な職業”に興味を抱く。アイダホ州の森林消防隊員のルポを「メンズ・ジャーナル」に寄稿。以後「アウトサイド」「ハーパーズ」「バニティフェア」誌上等でフリージャーナリストとして活躍。新進のノンフィクション・ライターとして注目をあびる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Junichi Kitazawa
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面白いんだけど訳のリズムが僕には合わない感じ あと微妙に説明が不足しててストレスが溜まる2014/05/31
あひ
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ノンフィクション。 最初の火事の話が凄かった。アメリカの大規模森林火災で、いかに危険予測が難しいかがよく理解できた。そんな危険な場所での消火活動に、プロの消防員だけではなく、囚人を派遣していることにもカルチャーショックを受けた。 戦場にいる人々や捕鯨を営む人々など「危険な場所にいる人」を取材し、一冊の本としてまとめた本書は、どのページをめくっても何らかのショックを受けずにはいられない。2013/06/11
sutekibito
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世界の広さ、人間の愚かさ、悲しみに溢れている。2011/09/22
AR読書記録
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火(山火事)との戦いはいいんです.崇高な人間の姿が見えてくる感じがします.が,中盤以降,人間を相手にしたいくつもの戦いは,終わりなさ具合が痛い... 戦いの地,そこで繰り広げられていることもつらいが,その裏に遠くから(安全な場所から)働いている力があるときは,ほんとうに憤ろしい.とりあえず,私はダイヤは絶対に買わん!2010/11/25
c3po2006
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★★★2021/02/28