内容説明
シリアのダマスカスの空港で、車に乗ったまま、若いアメリカ人女性が失踪した。ハイジャック機内で勇敢にも犯人に立ち向かい、大勢の乗客の命を救った女性が、なぜ?犯人側の報復の誘拐か、それとも…。身代金の要求はなく、彼女の生死も不明。深まる謎に、CIAのおなじみスパイ、ミセス・ポリファックスがシリアに飛んだ。同行者は元CIAマンのファレル。久しぶりのおばちゃまの活躍が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うみろー
15
読メの感想を見て知った。これがポリファックスシリーズのラストだと。孤高のアメリカ女性を助けるために、おばちゃまとファレルがシリアに。華麗にとは言いがたい、行き当たりばったりな場面もある。ファレルも歳を取ったかもしれないが、やっぱり精神面ではおばちゃまに軍配があがる。いつも落ちついていて、人の気持ちに寄り添える…おばちゃまは私の未来の理想だ。2014/09/30
rokoroko
13
これが最終巻だったのね。私の汚本棚発掘も終わりサファリスパイは出てこない・・・アサド大統領の頃のシリアか。これは何というか勢いのない作品の気がした2022/05/22
寧々子
12
当時の中東の情勢を背景におばちゃまとファレルのコンビが活躍するのですが、おばちゃまの頑張りが目立ちファレルは精彩を欠いてたなぁ。 おばちゃまの原動力って何なんだろうと考えると、自分を信じてくれている人の期待に応えることなのかなぁ。 無邪気で無鉄砲、どんな窮地に陥っても決して諦めず打開策を探し、行く先々で出会った人達と親交を深め支援者を見つけ、どんな時でも前向きなおばちゃまが大好き♪ 冒険心を忘れないおばちゃまは私の目標です♪ 本作がシリーズ最終巻なので、もうおばちゃまの新しい冒険が読めないのが淋しい!2015/06/10
長くつしたのピッピ
10
とうとう最終巻にしてシリーズ一番の気がする。おばちゃまに会えないなんて寂しすぎる。今回の舞台はISが出来る以前のシリアが舞台。おばちゃまとファレルの大活躍。おばちゃまはスパイとしてすっかり板についてファレルの心理も読めるようになっていく。何より、どんなに自分が追い詰められていても相手を思いやる気持ちを忘れない。石畳に叩き付けられたり40kmの道を歩いたり、60歳を過ぎた人とは思えない活躍もわくわくどきどきさせてくれる。どなたか続きを書いてくれないかしら?2017/10/09
かず1号
8
シリーズ最終巻。シリアで行方不明になったアメリカ人女性を探す。またまた大変な状況におちいるがそこはおばちゃま、機知と行動力で突き進んで行く。名残惜しいがこれでお別れですね(。・ω・)ノ゙2018/08/28