内容説明
ホワイトハウスに棲みつく歴代の大統領やファーストレディたちの霊から、教会の壁に塗り込められた霊、南北戦争にまつわる身の毛もよだつような言い伝え、死んだ恋人を待ち続けホテルに住みついた若い女性の霊、転居してきた家族に奇妙な出来事が連続して起こる話など、ホラー小説をしのぐ、背筋が凍るようなアメリカ怪奇実話38編。
目次
アラバマ州―窓ガラスに焼きつけられた顔
アラスカ州―花嫁衣装の滞在客
アリゾナ州―シャーロットのコーナー
アーカンソー州―クレセント・ホテルのいたずら好きの住人たち
コロラド州―空中に浮くライター
カリフォルニア州―ロビーを散歩する少女
フロリダ州―勤勉な映写技師
ニューヨーク州―ごくふつうの人々
ネバダ州―シックス=マイル・キャニオンの妖怪
ロード・アイランド州―すすり泣く黒ずくめの貴婦人〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katerinarosa
5
オールアメリカンお化けマップといいますが地図は出てきません。英国ではなくアメリカ、カナダのオバケ話を集めたものです。幽霊大好きで幽霊も誇りある歴史と価値の一つと考える英国人と異なり、アメリカ、カナダでは幽霊は厄介者扱い。共存している人のお話も出てくるけどほとんどが排除しようとして排除される話。ペンハーストとか、ゲティスバーグとかが出てこないなと思っていたら、著者にとっては3冊目にあたるそうな。他の本も読んでみたいけれど、翻訳本は出てないから原著と思って調べてみたらKindle版はなし、ムムムム。2016/02/11