集英社文庫<br> アメリカの歴史〈3〉ヴァン・ビューレンの時代‐南北戦争 1837‐1865年

集英社文庫
アメリカの歴史〈3〉ヴァン・ビューレンの時代‐南北戦争 1837‐1865年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 559p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087603163
  • NDC分類 253
  • Cコード C0197

内容説明

運河と鉄道の建設、さらに産業革命へと北部の経済的発展は続く。それは資本主義体制の工業国への道であった。しかし棉花生産を中心に奴隷制を維持する前近代的な南部は資本主義という体制を必要としなかった。アメリカ全土を巻きこんだ南北戦争は、近代化という時代を選択したアメリカの苦悩の結果であった。リンカンの死は、巨大なモニュメントとしてアメリカ史から消えることはなかった。

目次

ヴァン・ビューレンからハリソンへ(1837‐58)
北部社会の経済的発展(1820‐60)
デモクラシーの牙城ニューヨーク州(1820‐60)
南部諸州と奴隷制(1820‐50)
改革への鼓動と北部の文化(1820‐50)
太平洋帝国(1766‐1860)
テキサス併合とメキシコ戦争(1820‐48)
妥協と繁栄(1846‐54)
奴隷制をめぐる対立(1854‐59)
フォート・サムターの砲声(1859‐61)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フロム

7
二巻ではアメリカの産みの苦しみ、三巻では統合の維持の難しさに焦点が当たっているように思う。戦史家だけあって三巻のハイライトは南北戦争である。そのタメ三巻を通底しているのは黒人奴隷問題である。軍産複合体が勃興する前のアメリカの最大の問題は黒人奴隷だと断言して間違いない。アメリカ称揚主義者のモリソンですら黒人奴隷に関しては厳しい見解を示しているのがポイントである。ただモリソン自身も黒人を二等市民と見なしている事実も重要である。黒人問題は期せずしてタイムリーな話題になっているので三巻だけでも読むのはアリ。 2020/06/20

0
Y-102007/10/15

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