内容説明
殺人の容疑で裁かれる立場に立たされた判事のため、仇敵とはいえ正義の名のもと弁護に乗り出したポールだが、公判は予断を許さない。検察は犯行を示唆する情況証拠に加え、弁護側の予期しなかった決定的物証まで用意していた。しかも被告側弁論に危機感を抱いた警察組合を敵に回すに至りポールは四面楚歌の苦境に陥った…裁判の行方は?事件の真相は?法廷サスペンスの雄が放つ最新傑作。
感想・レビュー
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tai65
3
星5つ2020/02/11
慧の本箱
2
第2作『重要証人』で同僚だったルノー・ゴヤ郡検事補が首席検事と折り合いが悪く馘になりマドリアニの事務所で一緒に働くことになって彼女の最初の依頼人がアコースタ判事だった訳です。ご多聞に漏れず法廷での攻防戦は読み応えアリで、被害者の私生活とその5才の娘の証言、警察労働組合内部の不正・腐敗と、冒頭から最後まで伏線がよく効いていて、微に入り細入りリーガルもの好きを楽しませてくれます。特にこの5歳の幼女のあどけない法廷での様子は印象深くて・・・ネタばれになりそうなのでこの辺りで。2016/01/07
竜
1
弁護士が警察より前に被害者の自宅にこっそり入ったり、やや荒唐無稽な場面はあるが、終盤にかけては一気読みだった。 (下巻193頁の「1メートル近いフレンチカフス」の意味がわからなかった。カフスが1メートルって?)2022/11/13
ゴリゾウ
0
殺人の容疑で裁かれる立場に立たされた判事のため、仇敵とはいえ正義の名のもと弁護に乗り出したポールだが、公判は予断を許さない。検察は犯行を示唆する情況証拠に加え、弁護側の予期しなかった決定的物証まで用意していた。しかも被告側弁論に危機感を抱いた警察組合を敵に回すに至りポールは四面楚歌の苦境に陥った…裁判の行方は?事件の真相は?法廷サスペンスの雄が放つ最新傑作。(「BOOK」データベースより) #1768-22004/05/02