集英社文庫
皇妃エリザベート

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784087602807
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

内容説明

栄華をきわめたオーストリア帝国が、最後の輝きをはなっていた十九世紀後半。田舎育ちで自由奔放な公爵令嬢エリザベート(シシー)は、皇帝フランツ・ヨーゼフの妃として、華麗なるハプスブルク家の帝室に迎えられた。これが波瀾の人生の幕開けになろうとは、彼女にも予想すらつかなかった。今日でもなお根強い人気の「さすらいの皇妃」シシー。その若き日々の素顔に迫る感動の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つーこ

25
ミュージカルになる程の人なので、どれだけドラマチックなのかと思いきや、今のところ王家に嫁ぎ・しきたりにうんざり・姑との確執と、よくある(?)ハプスブルグの話。もうページが終わるなーと心配したが、14歳から30歳までの前編だった。見る側によってシシーとソフィーの関係性も180度変わるため、色々な物語として語り継がれているのだろう。後半、おそらく怒涛の展開が?楽しみ。2025/08/24

よっしー

14
今年にあるはずだったミュージカル「エリザベート」が無くなったので…どんな話か知る為に読みました。かなり昔に読んでいたはずなのだけど、興味の有無の差かサッパリ覚えていませんでした。少し前に漫画版を読んでいた事もあり、話の内容はスムーズに入ってきました。この頃は家柄や格式張った事、上流階級になればなるほど自由とは縁がなかったのですね。成人してない女の子が沢山の重圧を背負っていたというのは、本当にすごい時代だと思います。2020/09/12

まめねこ

8
悲劇に見えてしまった。エリザベートが皇妃には向かないと分かりながら、どうして16歳と言う若さで皇妃にしてしまったのか。エリザベート本人の自覚や性格にも問題はたくさんあるが、フランツは甘やかしすぎで、ソフィーは厳しすぎで、孤立無援で教育を押し付けて、勝気な少女がまともに育つ訳がないと思ってしまった。エリザベートが歳を重ねても自覚や責任を持たずに自由に生きるのは、我儘な気がした。相手を選べない時代の結婚って、自分には想像出来ない辛さと厳しさがあると思うが、その中で自由でいたエリザベートはある意味凄いと思った。2017/02/21

kaizen@名古屋de朝活読書会

8
訳者の西川さんは、従来なじみのない読み物ジャンルだったの事。 それだから,一生懸命努力された後がある。 史実から大きくかけはなれたと感じた一部は削除されたとのこと。 その後、エリザベートものを多数訳されていることからも、 この仕事が評価されたものだと思われます。 一連のエリザベートものを読むきっかけになればと思います。 オーストリアは一度訪問したことがあります。 本書を読んでからいけばよかったと思いました。 エリザベートの安楽の地がなぜウィーンにはなかったのだろうかと考える為に。2010/05/07

ちいちゃん

6
宝塚歌劇団の『エリザベート』を昨年末に観劇し、エリザベートという人に惹かれ手に取った本。宝塚の舞台を観てからだったので、大体の内容は頭に入っていたためか、それを補填していく感じで、するすると入ってきた。まだ30歳辺りまでの話で終わってしまっているため、後半も読みたい。エリザベートは、非常に聡明で美しく、現代であれば、アフター5を大事にするタイプの女性かな?と思った。まあ、私もそうですが。。。2019/02/24

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