内容説明
「メラニー・ヴェガ殺害事件」の公判は苦難の連続だった。犯人を目撃したかもしれない隣人は姿を消した。検察が提示する目撃者と物的証拠を覆し、義妹を死刑から救えるのか―ポールに恨みを抱く捜査担当官と、切れ者の女性検事を向こうに回し、自分と義妹、ふたつの家族の再生をかけて闘うポール。二転三転するストーリーの果てに待つ驚愕の結末。圧倒的迫力の第一級法廷サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
慧の本箱
3
この第3弾マドリアニ氏は法廷だけには止まらず真相究明のために、あっちこっちと大忙し!あやしい伏線が散りばめられて、読み手のこちとらも大忙し。ローレルを始め彼女の二人の子供とセーラ。今やマドリアニのファミリーになった彼らに平穏な日々は来るのでしょうか・・2015/12/30
koo
2
マルティニ最高傑作と言われたのも頷ける作品で大満足でした。後半は法廷シーン中心、原告側有利な中証言、新たな証拠を元に反証、起死回生の一手から一転窮地にと二転三転してまさにリーガルサスペンスのお手本のような展開ですがそこから大団円までが予想外でした。真相そのものはちょっと無理矢理ですけどあそこでストーリーを覆した点だけで満足、また1作目「状況証拠」と違い前半の「無駄に長い描写」と思ってた描写たちが真相の為の伏線だったことが分かります。 この結末が次作以降で触れられるのか次作も読んでみたいですね。2021/05/26
tai65
2
星4・52019/07/30
Jeanie
1
FBIがどうつながっていくのかおとしまえはどうつけるのか、不安はラスト数ページで払拭された。みごとな着地点。 どーでもいいんだけど、ダニエルの本心ってよくわからなかった。2012/01/14
timberbear
1
あぁ、こんな悲しいオチか。最後まで全然分からなくて、良い意味で裏切られました。サスペンス慣れしている読者あしらいが上手だと思います。この著者が書いた他の本も読んでみたくなりました。2011/11/19