内容説明
「こんなにしてまで有名大学に」息子アーチを名門私立学校に通わせだしたゴルディは、校長邸で行なわれた進学指導夕食会のケータリング中驚かされる。おまけにその帰り、雪の中に学年で成績No.1の生徒の死体を発見。新作料理の開発にも燃え、ついにシュルツ刑事の愛を受け入れたゴルディだが、バラ色の日々はつかの間、その事件にからんでまたまた危険が迫ってきた…。どうするママ探偵。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寧々子
9
他の子供を貶めてでも自分の子供を少しでも優位に立たせようする親たちが見苦しかった! 高い学費を払ってわざわざ名門大学を目指すべく私立の進学校に子供を通わせたんだから、何が何でも入学を勝ち取りたいって気持ちもわからなくはないんだけどねぇ。 この学校に息子を通わせてるくせに親達の殺気だった争いを他人事のように傍観してるゴルディも解せないけど! とにかく大学進学のことで揉める親達にウンザリしたせいで、あまり楽しめなかったなぁ。 事件の真相は正直、誰が犯人でも良かった気がした。2016/03/27
はるき
9
お受験がテーマ。我が子のためなら何でもできるってこりゃやりすごでしょ(^_^;)ハイソな名門校で悪戦苦闘するのはアーチには似合わないなぁ。そしてゴルディは今回も勇敢で優しかった。2015/09/30
rokoroko
6
このシリーズ好きなんだけどあまり食べたくないレシピがちりばめられていて、そこをスル―する。ありえない設定かあるけれどアスペンはとても寒いのでこの夏に読むのにはよいかも。子育てしながら読んでた思い出深いシリーズ2017/07/18
siopop
3
お受験ってどこの国にもあったりするのですね。 今回の物語はアメリカでのお受験を巡る物語だったのですけど、それはそれは凄いです。誰だって自分の子が一番って思ってはいるだろうけど、やり過ぎちゃいけないです。 子供の努力を陰ながらフォローするとかなら、とても良い事だけど。 自分の子より学力順位が上の子を亡きものにしちゃえば、家の子が受かるだろう!とかはどう考えてもやり過ぎです2015/08/10
りえぞお
2
いつのまにかジュリアンとものすごく仲良くなっているが、前作のアレはなんだったのか、と。その辺を抜かせば、一番楽しく読めました。一作二作目でギブアップしなくて良かった。なぜそこまで我慢して読んでるのか我ながら不思議だけれど。2015/08/30